伏見稲荷大社で、毎年行われる初午大祭。
今年の初午の日は、平成29年(2017)2月12日です。
伏見稲荷大社を始め、全国の稲荷神を祀る稲荷神社で商売繁盛や開運の祈願が行われます。
また、稲荷神の眷属が白いきつね(白狐・びゃっこ)という事もあり、油揚げなどをお供えする風習もあるそうです。
ところで、なぜ白狐さんに油揚げをお供えするのか知っていますか?
諸説あるみたいですが、その内に1つを紹介します。
お稲荷様の眷属である狐は、農作物を荒らすネズミを退治して、豊作をもたらしてくれると信じられていました。
そのため、人々はきつねの大好物であるネズミを天ぷら(油揚げ)にして、お供えをしたそうです。
しかし、時代とともにネズミの天ぷらは殺生や衛生上良くないという事になり、油揚げがお供えされるようになりました。
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伏見稲荷大社の初午大祭の見所
伏見稲荷大社の初午大祭が概要
和銅4年2月の初午の日、稲荷大神が稲荷山の三ヶ峰に初めて降り立ちました。
その故事にちなんで、毎年初午の日に伏見稲荷大社では、祭事が行われます。
冒頭にも書いた通り、今年の初午大祭は2016年2月6日。
午前8時から開始です。
この日の祭事に向けて、まず2日前の辰の日に、青山飾りをご本殿や摂末社に飾ります。
青山飾りは、稲荷山の杉と椎の枝を使って制作されたものです。
これで初午大祭を迎える準備が完了です。
福詣とも呼ばれる初午詣の当日は、毎年多くの参拝者が訪れて、五穀豊穣や商売繁盛の祈願。
しるしの杉を受け取って、帰宅します。
しるしの杉は、初午の日のみにしか授与されない御符です。
1本1,000円、商売繁盛や家内安全を願う参拝者の方たちが購入されます。
いなり寿司の発祥地
ちょっとした雑談です。
きつねの大好物の油揚げという単語を聞くと、いなり寿司を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。
甘く煮た油揚の中に、酢飯を詰めたものです。
ちなみに、甘く煮た油揚げは、本物のきつねは食べないそうです。
この稲荷ずしは、いつ頃どこで誕生したものなのか?
諸説ありますが、愛知県豊川市も発祥の地の1つ。
愛知県豊川市と言えば、日本三大稲荷の1つである豊川稲荷がある所です。
いなり寿司発祥の地だからなのでしょうか。
様々な変わり種のいなり寿司が存在します。
串に刺したいなり寿司を大葉で包んで揚げた「大葉天ぷらいなり」なんてモノをあるそうです。
以上、いなり寿司に関するちょっとした雑談でした。
伏見稲荷大社へのアクセス
伏見稲荷大社への行き方です。
京阪伏見稲荷駅から徒歩5~6分。
JR稲荷駅から徒歩3~5分で、伏見稲荷大社に到着します。
(周辺地図)
伏見稲荷大社の祭事・行事
・伏見稲荷大社で初詣。参拝時間や夜の混雑具合。屋台あり。
・伏見稲荷大社の節分祭。福豆を食べて商売繁盛。
・伏見稲荷大社の本宮祭。宵宮祭はライトアップあり!
・伏見稲荷大社の火焚祭と御神楽。雨天決行。