神泉苑は、京都市中京区にあります。
かつては、平安京の南東隣りにあった禁苑(※)でした。
(※天皇の庭園)
また、祇園祭の山鉾巡行の始まりの地でもあります。
現在は、東寺真言宗のお寺です。
昔から祈雨の場所としても有名です。
空海と守敏が、神泉苑でどちらが先に雨を降らせるか争ったと伝えられています。
結果、善女龍王を呼び寄せた空海が雨を降らせる事に成功。
善女龍王は神泉苑の池に住む事となりました。
その後神泉苑は、法力勝負に勝利した空海の東寺の支配下に入ったそうです。
良かったら頭の片隅にでも覚えておいて下さい。
神泉苑へ訪れた時、楽しさが増すかもしれませんよ。
そんな神泉苑で節分祭が行われます。
今回は、神泉苑の節分祭の紹介です。
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神泉苑の節分祭の見所
神泉苑の節分祭の概要
神泉苑の節分祭は、2月の恒例行事です。
開催日は、2月3日。
時間は、午前9時30分~19時30分まで。
午前11時と15時の2回、厄除護摩供が本堂にて行われます。
厄除護摩供は、本堂に上がって参拝出来る数少ない機会です。
神泉苑の節分祭に行かれる方は、ぜひ参拝しましょう。
また、ほうらく奉納も限定150枚で当日受付けています。
ほうらくとは、素焼のお皿です。
これに名前を書いて奉納。
奉納されたほうらくは、厄除けとして神泉苑狂言の時に割られます。
神泉苑の節分祭当時は、しょうが湯、大根焚きの無料接待があります。
しょうが湯と暖かい大根は、冷えた体を温めてくれるはず。
よく食べ物に釣られる私としては、この無料接待は大変有難いです。
他にも歳徳神にちなんで、祇園平八の恵方幸運巻ずしが販売されます。
恵方幸運巻ずしの販売はいいのですが、歳徳神って何?
気になったので、調べてみました。
恵方の方角にいる福徳を司る神様だそうです。
この神様のいる方向に向かって、恵方幸運巻ずしを食べるんですね。
ちなみにこの歳徳神。
民間信仰からきている神様だそうです。
神泉苑へのアクセス
神泉苑への行き方です。
JR京都駅から市バス15の乗車、神泉苑前で下車すぐ。
JR二条駅より徒歩10分。
地下鉄二条駅前から徒歩2分。
詳しいアクセス方法は、こちらです。
☆神泉苑へのアクセス。京都駅からの行き方。
(周辺地図)
神泉苑の祭事・行事
・神泉苑の観月会。雨天決行。
・神泉苑大念仏狂言。雨天決行。
神泉苑の四季
・神泉苑の桜。見頃や開花状況。ライトアップあり。