京都市東山区ある六波羅蜜寺。
真言宗智山派のお寺です。
空也上人が開創した西光寺が始まりと言われています。
空也上人は、市民に寄り添う僧でした。
京で疫病が流行った時、車に十一面観音像の安置して市中を回り、歓喜踊躍しつつ念仏を唱えました。
その姿から、市の聖と呼ばれ人々から親しまれたそうです。
六波羅蜜寺の本尊の十一面観音像は、この時に空也上人と市中を回った像だと伝えれています。
私の中では、六波羅蜜寺は数々の木造彫刻を安置するお寺のイメージが強いです。
平安時代に作れらた本尊・十一面観音像(国宝)、運慶作の地蔵菩薩立像(重文)、薬師如来坐像(重文)。
鎌倉時代に作られた空也上人立像(重文)や平清盛坐像(重文)、地蔵菩薩坐像(重文)が、安置されています。
そんな六波羅蜜寺で節分会が行われます。
今回は、六波羅蜜寺の節分会の紹介です。
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六波羅蜜寺の節分会の見所
六波羅蜜寺の節分会の概要
六波羅蜜寺の節分会は、2月3日に行われます。
予定は、以下のような感じです。
午前11時から星まつり特別祈祷会厳修。
午後2時50分から第1回の福豆撒き開始。
午後3時から中堂寺六斉会の古式に依る追儺式。
午後3時20分から第2回の福豆撒きを開始。
豆撒きは、年女・年男の方が撒きます。
私が六波羅蜜寺の節分会に訪れた時は、舞妓(と芸妓)さんも一緒に豆を撒いていました。
やはり六波羅蜜寺の節分会で注目なのは、六斎念仏と中心とした追儺式です。
六波羅蜜寺の追儺式は、一風変わっています。
鬼が登場しません。
その代わりに、土蜘蛛が現れます。
土蜘蛛が手から、ピュッと糸を吐く姿は必見ですよ。
私が撮影した六波羅蜜寺の土蜘蛛です。
写真はしょぼしょぼですが、実際は見応えがあります。
六波羅蜜寺へのアクセス
六波羅蜜寺への行き方です。
JR京都駅から206系統の市バスに乗車、清水道で下車して徒歩7分。
または、気合をいれて歩くと30分~ぐらいで到着します。
ちなみに私は京都駅からだと歩いて六波羅蜜寺に行きます。
京阪清水五条駅からだと徒歩6分ぐらいです。
さらに詳しいアクセス方法は、こちらをどうぞ。
☆六波羅蜜寺へのアクセス。京都駅からの行き方。
(周辺地図)
六波羅蜜寺の関連情報
・六波羅蜜寺の御朱印と御朱印帳。
六波羅蜜寺の祭事・行事
・六波羅蜜寺の皇服茶。弁財天吉祥初稲穂の授与あり。
・六波羅蜜寺の萬燈会厳修。