三十三間堂を訪れた時、建物に刺さる弓矢を見てきました。
その時の写真は、「三十三間堂に刺さる弓矢」に掲載しています。
三十三間堂は、京都市東山区にあるお寺です。
その三十三間堂には、有名なものが2つあります。
1つは、三十三間堂内を埋め尽くす千体の千手観音立像。
そして、冬の風物詩の行事である通し矢です。
千体の千手観音立像は、いつ訪れても見る事が出来ます。
千手観音立像が立ち並ぶ光景は、圧巻の一言です。
しかし、通し矢は、年に1回の行事なため、開催日の1月15日に三十三間堂を訪れなければ、見る事が出来ません。
ただ、通し矢が行われた時に、建物に刺さった弓矢は、見る事が出来ます。
今回は、三十三間堂に刺さる弓矢を紹介します。
何かの参考になれば、幸いです。
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三十三間堂に刺さる弓矢の見所
三十三間堂に刺さる弓矢
三十三間堂は、拝観寺院です。
そのため、拝観料金が必要となります。
しかし、ある特定の行事の日だけ、拝観料金が必要ありません。
無料で、三十三間堂の中へ入る事が出来ます。
その日は、1月15日の通し矢と楊枝のお加持大法要。
そして、3月3日の春桃会です(※)。
(※三十三間堂の春桃会については、こちらを参照して下さい。
★三十三間堂の春桃会。桃のお守りの授与あり。)
今回、3月3日の春桃会の日に、三十三間堂を訪れました。
三十三間堂に、到着です。
まずは、国宝の千手観音坐像や風神・雷神と二十八部衆。
そして、千体の千手観音立像を観賞しました。
初めて見た時に比べると、さすがインパクトは薄くなっています。
それでも、見飽きるという事はありません。
仏像群の迫力は、圧巻。
とても見応えがありました。
この後、三十三間堂の境内をぷらぷらします。
その時に、三十三間堂の裏、通し矢射場も訪れました。
通し矢射場を訪れたのには、理由があります。
それは、三十三間堂に刺さった弓矢を見るためです。
三十三間堂の西側に、通し矢射場あります。
そして、赤い丸が弓が刺さっている場所です。
弓矢が刺さっている場所を、見上げてみました。
どこに弓矢があるか、分かりますか。
正解は、この写真の真ん中です。
正解の場所を、アップにしました。
ガシッ、弓矢が突き刺さっていますね。
角度を変えて、撮影しました。
こちらの方が、分かりやすいかもしれません。
三十三間堂の通し矢は、室町時代には行われていました。
当時は、種目が4種類あったそうです。
その中でも、特に豪快なのが「大矢数(おおやかず)」。
一昼夜の間、矢を射続けて、的に当てた数を競います。
放たれた矢の数は、約1万本というから驚きです。
現代では、考えられませんね。
通し矢の最盛期は、江戸時代と言われています。
諸藩が、名誉をかけて競い合ったそうです。
三十三間堂に刺さっている弓矢は、その頃のものなのでしょうか。
残念ながら、違います。
この矢は、昭和に入ってから刺さったものだそうです。
しかし、珍しいものには変わりありません。
千体の千手観音立像を見た後にでも、外に出て探してみて下さい。
話のネタには、なると思いますよ。
三十三間堂への駐車場
三十三間堂には、駐車場があります。
車で行かれる方は、利用を検討してみてはいかがでしょうか。
三十三間堂へのアクセス
京都駅から市バス100・206・208系統に乗車。
博物館三十三間堂前で下車、すぐ。
徒歩だと30分ぐらいで到着します。
(周辺地図)