三室戸寺社を訪れた時、狛牛を見ました。
三室戸寺の狛牛は、宝勝牛の像の事です。
その時の写真は、「三室戸寺の狛牛」に掲載しています。
◆三室戸寺についての簡単な説明◆
京都府宇治市にあります。
光仁天皇の勅願により、創建されたお寺です。
ご本尊の千手観音菩薩像は、三室戸寺の奥にある岩淵より出現したと伝わっています。
ご本尊は秘仏であるため、基本的に見る事は不可能です。
ただし、期間限定で公開された事はあるようです。
京都の花の寺としても、人気があります。
特に春のつつじ、初夏のあじさいが人気です。
また、境内には狛兎、狛牛や狛蛇が存在しています。
運気、勝運、金運にご利益があります。
拝観寺院なので、拝観料金が必要です。
拝観料金と拝観時間は、以下の通りとなっています。
拝観時間:8時30分から16時30分。
拝観料金:大人500円、小中学生300円。
-終-
今回は、そんな三室戸寺の狛牛を紹介します。
何かの参考になれば、幸いです。
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三室戸寺の狛牛の見所
三室戸寺の狛牛
紫陽花を見るために、三室戸寺を訪れました。
★三室戸寺のハート紫陽花と雨。
まずは、本堂へお参り。
そして、境内を散策します。
その時に、狛兎や狛蛇。
そして、狛牛に祈願しました。
狛牛こと宝勝牛です。
勝運にご利益があります。
宝勝牛のお腹の辺りに、覗き窓があるのが分かりますか?
ここから体内に収められた牛の木像を見る事が出来ます。
◆宝勝牛の牛の木像について◆
昔、宇治の里に貧しい百姓夫婦が住んでいました。
その百姓夫婦が、子牛を手に入れます。
しかし、残念ながら大変弱々しい子牛でした。
百姓は、この子牛を毎月三室戸寺の観音詣に連れていきます。
そして、境内の草を食べさせていました。
その時の事です。
急に、子牛が苦しみだします。
そして、口から丸いものを吐き出しました。
その丸いものを洗うと、「牛玉(ごおう)」でした。
この「牛玉」を吐き出してから、牛はどんどん元気になります。
そして、闘牛へ出場するまでになりました。
百姓夫婦の牛は、闘牛で見事に勝利を収めます。
そして、百姓夫婦は賞金を手に入れました。
その賞金を元手に、牛の仲介を始めた百姓夫婦。
ついには、里一番のお金持ちになりました。
その後、仏門に入り、京都の仏師に牛の像を作らせます。
そして、その牛の像の体内に「牛玉」を収め、三室戸寺へ奉納しました。
-終-
そんな牛の木像を、小窓から覗いてみて下さい。
また、狛牛の口の中には石の玉があります。
この玉を撫でると、勝運がつくと言われています。
三室戸寺へ訪れた時は、ぜひ撫でて見て下さい。
宝勝牛のある場所は、本堂のすぐ前です。
狛兎と対になるように、並んで鎮座しています。
分かりやすい場所に鎮座しているので、すぐに発見出来ますよ。
三室戸寺の駐車場
三室戸寺には、駐車場があります。
収容台数は、300台。
有料で乗用車が500円、バスが2,000円必要です。
ただ、花の見頃の時期は、土日・祝日は混雑します。
ひょっとしたら駐車出来ない可能性も考慮して下さい。
休日は、公共交通機関を利用するのが無難かもしれません。