護王神社は、京都市上京区にあります。
亥子祭が、秋に行われる神社です。
和気清麻呂を祭神として祀っている護王神社。
足腰の守護神として、信仰を集めています。
また、猪の神社としても有名です。
狛猪を始め、境内のあちらこちらに猪が存在しています。
そんな護王神社で行われる亥子祭。
平安時代の年中行事「亥子餅つきの儀式」を再現した神事となっています。
亥の子餅の儀式とは、どういった神事だったのでしょうか。
亥の月(旧暦10月)・亥の日・亥の刻に、天皇自ら臼でついたお餅を賜り、そのお餅を食する事により、無病息災を祈願する行事です。
今回は、護王神社の亥子祭を紹介します。
少しでも何かの役に立てば幸いです。
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護王神社の亥子祭の見所
護王神社の亥子祭の概要
護王神社の亥子祭は、秋に行われる恒例の神事です。
今年の開催日は、11月になります。
時間は、17時から行われます。
誰でも無料で、見学可能です。
ただし、参列席・行列参加は1,000円が必要となります。
受付は16時からで、事前の予約は不要です。
護王神社の亥子祭は、昭和35年(1960)から開始。
境内でお餅(亥子餅)をついた後、京都御所へ献上します。
当日の大きな流れは以下の通りです。
本殿ノ儀
17時から、護王神社の本殿にて行われます。
御舂ノ儀(おつきのぎ)
17時30分から、護王神社の舞殿にて行われます。
亥子餅つきの儀式を再現したものです。
雅楽が流れる中、お餅をつく臼や杵などが準備。
道具の準備が終わると、宮司が粉餅を臼に入れます。
その後、奉仕女房を水を注ぐ動作をして、餅つきの開始です。
つかれるお餅は、3種類です。
当時は、身分によって賜るお餅が違っていたからです。
そのため、胡麻・小豆・栗の3種類のお餅がつかれます。
禁裏御玄猪調貢ノ儀(きんりおげんちょちょうこうのぎ)
19時頃から、御所へ京都御所へ献上に行きます。
行列は、蛤御門をくぐって清所門へ。
宮内庁の人にお餅を献上して、境内への戻ります。
本殿前にて祭神・和気清麻呂に報告して、神事は終了です。
亥子餅の餅つき
神事の後、境内では、亥子餅の餅つきが行われます。
この餅つきは、一般に方も参加可能です。
亥の子囃子を唄いながら、餅つきが行われるのが特徴です。
このお餅は、参列者にも振る舞われます。
また、当日限定で「亥子餅」も販売されます。
3個入り1,000円です。
護王神社の駐車場
護王神社には、参拝者用の駐車場が存在します。
しかし、夜に利用できるか分かりません。
また、行事や祭事の時は、大変混雑します。
公共交通機関を利用した方が無難ですよ。
護王神社へのアクセス
猪の神社として有名な護王神社への行き方です。
京都駅から市バス51系統に乗車、烏丸下長者町停留所で下車すぐ。
または、地下鉄烏丸線 丸太町駅下車、北へ徒歩5~6分で到着します。
詳しいアクセス方法は、こちらを参照して下さい。
・護王神社へのアクセス。京都駅からの行き方。
(周辺地図)
護王神社の祭事・行事
・護王神社の護王大祭。
・護王神社の節分大祭。落語奉納で厄払い。