京都府庁旧本館は、京都市上京区にあります。
国の重要文化財に指定されているルネサンス様式の建物で、春の京都の桜の名所の1つです。
設計は、松室重光氏により手がけられました。
京都府技師として、数々の名建築を設計された方です。
名称からも分かる通り、昭和46年(1971)まで京都府庁の本館として使用されていました。
京都府庁旧本館になってからも、この建物は今だ現役。
執務室や会議室として使用されています。
正庁や旧議場は、結婚式にも使われ、多くの方々がここで夫婦となりました。
珍しいイベントでは、かつてはコスプレイベントも開催されたとか。
正庁や旧議場等は、平日一般公開もされてるので見学可能です。
平日はちょっと無理という方。
そんな方は、春の一般公開の時を狙いましょう。
2015年4月7日まで、京都府庁旧本館「観桜祭」が行われています。
このイベント開催時は、土曜・日曜も見学する事が可能です。
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京都府庁旧本館で容保桜や祇園しだれ桜が咲き誇る
京都府庁旧本館の桜
京都府庁旧本館は、春には桜が綺麗に咲き誇る事で有名な場所です。
館内の庭は、計6本の桜の木が植えられています。
(平成27年(2015)3月30日の写真・画像)
祇園しだれ桜、紅一重しだれ桜、紅八重しだれ桜。
大島桜・容保桜です。
京都府庁旧本館に植えられている祇園しだれ桜は、円山公園の初代「祇園枝垂れ桜」の孫にあたります。
2015年3月30日に、この祇園しだれ桜を撮影しました。
上記の写真が、その時の写真です。
十分見応えあり。
(平成27年(2015)3月30日の写真・画像)
容保桜は、山桜と大島桜の特徴を合わせ持つ珍しい桜。
このちょっと変わった名称は、桜守の佐野藤右衛門氏によって付けられました。
何でもこの旧府庁の敷地には、以前京都守護職上屋敷があったそうです。
そこの守護職に当たっていたのが、會津藩主・松平容保。
松平容保は、大河ドラマ「八重の桜」で綾野剛さんが演じられていましたね。
そのため、名前だけは聞いた事がある人も多いのではないでしょうか。
私は八重の桜より新撰組でその名を知りました。
新撰組に、怪しい浪士の取り締まりと市中警備を命じた人です。
容保桜(かたもりさくら)を含め6本しかありません。
京都府庁旧本館の春の一般公開に訪れた際は、全て見ておきましょう。
また雨での安心して下さい。
京都府庁旧本館の桜は、屋内から撮影できるのも特徴です。
例えばこのような感じです。
小雨程度なら、問題ないと思います。
京都府庁旧本館へのアクセス
京都府庁旧本館までの行き方です。
京都駅から地下鉄に乗車、丸太町駅で下車して徒歩約10分。
市バス93系統・202系統・204系統に乗車、府庁前で下車。
歩いて5分ぐらいで到着します。
(京都府庁旧本館の周辺地図)
住所:〒602-8570 京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町。
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