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有栖川宮旧邸の春の特別拝観2021。桜の見頃や開花状況。

有栖川宮旧邸は、かつては京都御所の建礼門の前に建てられていました。
有栖川宮家の人々が、約3年ほど住んでいたのですが、明治天皇の呼び寄せにより東京へ。

残った土地や家屋は、京都裁判所の仮庁舎として使用されます。
その後、屋敷の主要部分を現在の烏丸通りの面する場所に移築。

京都地方裁判所の所長宿舎として2007年まで使用された後、2008年に平安女学院がこの施設を買い取ります。

有栖館と改名して、現在は京都文化と日本文化の教育や情報発信の場として、平安女学院が保存・利用。

茶道、華道、香道、着付けの実習や市民講座が定期的に開催され、現役の施設として活躍中です。

普段は非公開のこの建物ですが、特別拝観できる季節があります。
有栖川宮旧邸の春と秋の特別公開です。

※コロナの影響で、今年は開催されるかは未定です。

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有栖川宮旧邸の一般特別公開

有栖川宮旧邸の見どころ

有栖川宮旧邸の春の一般公開は、4月頃行われます。
時間は、午前10時30分から午後4時30分。

拝観料は、大人500円、大学生200円、高校生以下が無料。
高校生以下が無料というのが、有難いです。

春の特別観覧の時の見所は、庭園だと思います。
ここの庭は、造園業「植治」十一代目小川治兵衞氏により作庭されたもの。

植治は、江戸時代より庭造りを手掛けている老舗の造園業者。
中興の七代目小川治兵衛は、山縣有朋の別邸の無鄰菴を手掛けています。

この庭には、醍醐寺三宝院内から移植された桜が植えられており、春には美しい枝垂れ桜が咲き誇る事で有名です。

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(平成27年(2015)3月30日の写真・画像)

しだれ桜が堀越からも見える事から、烏丸通りの行き来する人たちの春の癒しにもなっています。

2015年3月30日に、そのしだれ桜を撮影してきました。
上記の写真が、その時のやつです。

十分見ごろ迎えています。
一般公開時まで、持ちそうですね。

もちろん、建築物も魅力があるものばかり。
歌人吉井勇氏が命名した青天門は、有形文化財に指定されてます。
また、長屋門や主屋も有形文化財です。

建物内には、幕末の京都御所の周辺図や有栖川宮家の写真などが展示。
他にも、セーラー服などの平安女学院の制服が展示されています。

平安女学院が所有してる建物なので、平安女学院の制服が展示されていもおかしくはありません。

ちなみに、日本で初めてセーラー服を採用したのが平安女学院。
有栖川宮旧邸を訪れると、日本初のセーラー服を見る事が可能なのです。

京都では、このように日本初のものが結構存在します。
日本最初の電車も、京都で開通しました。

日本初、発祥の地巡りが趣味な方は、この場所は外せないのでは?
春の京都に訪れた際は、観光場所の1つとして検討してみて下さいね。

有栖川宮旧邸へのアクセス

京都駅から地下鉄に乗車、丸太町駅で下車して徒歩約10分。

市バス93系統・202系統・204系統に乗車、府庁前で下車。
歩いて5分ぐらいで到着します。

地図はこちら。
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場所(住所?):京都市上京区烏丸通下立売北西角

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