水火天満宮へ訪れた時、登天石を見ました。
登天石の説明は、「水火天満宮の登天石と影向松」に掲載しています。
水火天満宮は、京都市上京区にある神社です。
天満宮から分かる通り、菅原道真を祀っています。
境内はそれ程広くありません。
しかし、見所はたくさんあります。
六玉稲荷大明神や秋葉大神。
そして、由太夫社`弁財天天・玉子神石と末社の数が多いです。
そのため、様々なご利益が期待できます。
メインは、水難・火難・災禍除などです。
また、盗難・失踪、雷火災厄。
安産石による子宝・安産のご利益も得る事が出来ます。
水火天満宮の見所で、忘れてはならないのが桜です(※)。
境内を覆うように咲く紅しだれ桜は、圧巻の一言。
※水火天満宮の紅しだれ桜については、こちらを参考にして下さい。
★水火天満宮の紅しだれ桜。見ごろや開花状況。
美しい桜を見る事が出来るのに、訪れる人は少な目です。
京都の桜の隠れた名所となっています。
他にも、境内に置かれている神石も見所の1つです。
今回はその中から、水火天満宮の登天石を紹介します。
何かの参考になれば、幸いです。
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水火天満宮の登天石の概要
水火天満宮の登天石と影向松
水火天満宮には、何度か訪れた事があります。
春夏秋冬、どの季節も1回は訪れました。
どの季節が1番良かったかと聞かれると、春になります。
水火天満宮は、京都の桜の名所だからです。
4月になると境内に植えられた紅しだれ桜が、美しく咲き誇ります。
それなのに、あまり混雑しません。
そんな水火天満宮に、神石が置かれています。
その神石とは、登天石の事です。
水火天満宮に、到着しました。
この西の鳥居から入って、少し進みます。
そうすると、右側に登天石が祀られています。
水火天満宮の登天石です。
そして、後ろにあるが「菅公 影向松」となります。
◆登天石についての簡単な説明◆
菅原道真が亡くなった後、京で雷火による被害が増大します。
人々は、菅原道真の祟りではないのかと、噂しました。
この時、醍醐天皇の勅命を受けたのが、延暦寺の僧侶・法性坊尊意です。
勅命を受けた尊意は、山を下りて宮中へと向かいます。
その途中、鴨川が氾濫。
川の水が、町へと流れ込みました。
しかし、尊意は慌てません。
手に持った数珠をひともみして、神剣を天にかざして祈祷します。
すると、鴨川の水位がどんどんと下がりました。
そして、水面が2つに分かれ、そこから1つの石が現れます。
その石の上に、菅原道真の神霊が出現しました。
神霊は、天に昇り、雲の中へと消えます。
神霊が消えたと同時に、雷雨も止み、雷火による被害も無くなりました。
その時に石を持ち帰り供養したのが、登天石です。
この登天石に祈願すると、「迷子が無事に戻る」と伝えられています。
-終-
「迷子が無事に戻る」。
方向音痴の方が祈願すると良いのかもしれません。
ちなみに、後ろの「菅公 影向松」の読み方は、「かんこう ようごうまつ」。
影向とは、神仏が一時現す事を指します。
その時に、松に降りる事が多いそうです。
神仏が降りる松は、水火天満宮以外にも各地に存在します。
春に水火天満宮へ、桜を見に行かれる方もいるのではないでしょうか。
その時に、菅原道真が出現した登天石も見て下さいね。
水火天満宮の駐車場
水火天満宮には、駐車場はありません。
周辺の有料駐車場か公共交通機関を利用して下さい。