龍吟庵は、東福寺の塔頭の1つです。
方丈は国宝に指定されており、特別公開時に見る事が出来ます。
龍吟庵にある庭では、紅葉を観賞する事も可能です。
庭園は、方丈の東・西・南に配置されています。
東庭「不離の庭」、西庭「龍の庭」、南庭「無の庭」。
昭和の作庭家・重森三玲の手による枯山水庭園です。
紅葉が一番美しいのは、龍の庭だと思います。
龍が海中から昇天する姿を、石組みによって表現している庭園です。
特別公開の期間は、平成28年(2016)11月1日から12月4日、まで。
拝観時間は、9時から16時となっています。
拝観料金は、500円です。
書置きですが、御朱印も授与されています。
今回は、龍吟庵の紅葉を紹介します。
少しでも、何かの役に立てば幸いです。
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龍吟庵の紅葉の色づき具合
龍吟庵の紅葉と庭園
龍吟庵の紅葉は、方丈を囲む3つの庭園で観賞出来ます。
重森三玲が、昭和39年に作庭した庭です。
例年の龍吟庵の紅葉の色づき始めが、11月上中旬。
そして、見頃が時期が11月下旬頃となっています。
無の庭
方丈の正面にあるのが、南庭「無の庭」。
苔や草、石組などもなく、あるのはただ白砂のみ。
龍の庭
方丈の正面左にあるのが、西庭「龍の庭」。
龍が海中から黒雲を得て昇天する姿を表現した庭です。
白砂は海、黒砂は黒雲、竹垣が稲妻。
そして、青石で龍頭を表現しています。
龍吟庵の名にちなんだ庭なので、見応えがありますよ。
不離の庭
方丈の正面右にあるのが、東庭「不離の庭」。
大明国師が狼に襲撃されそうになっている所、二頭の犬が守ったという、幼少の頃の故事から作庭された庭園です。
赤砂を敷いた砂の中央に、長方形の石を配置。
そして、その前後に白黒の二石が置かれてます。
各庭園の写真は、紅葉狩りの項に掲載中です。
良かったら、参照して下さい。
龍吟庵の紅葉の観賞場所や撮影スポット
龍吟庵の紅葉の観賞場所や撮影スポットの紹介です。
龍吟庵の庭
龍吟庵の庭では、それぞれ紅葉が楽しめます。
どの紅葉が好みかは、別れる所です。
個人的には、冒頭でも書いた通り、龍の庭が美しいと思います。
龍吟庵で紅葉狩り
東福寺の三名橋の1つ偃月橋(えんげつきょう)。
その橋を渡った先に、国宝龍吟庵はあります。
即宗院で紅葉(※)を楽しんだ後、龍吟庵へ行ってみました。
(※即宗院の紅葉は、こちらを参考にして下さい。
☆即宗院の紅葉。月輪殿跡の庭園で見頃。)
即宗院の受付で、拝観料金の500円を払います。
御朱印を授与されていたので、こちらも頂きました。
即宗院の入口付近では、紅葉です。
下の方は青葉が多かったのですが、それでも綺麗でした。
方丈正面の南庭「無の庭」。
あまりのシンプルさに、びっくり。
本当に一瞬、心が無(点?)になりました。
ただ、一面が白砂のため、紅葉の赤さは目立ちます。
西庭「龍の庭」へ移動。
正面に見える反り返る石が、龍頭です。
龍吟庵の紅葉は、まだまだ青葉が多かったです。
来週の後半に訪れると、真っ赤で見頃の紅葉が見れると思います。
北側に移動して撮影。
この位置が、龍の庭を撮影するのにベストな場所だという事です。
廊下を入れて撮影すると、このような感じになります。
方丈の北面(背後)にあるのが、開山堂。
扁額「霊光」は、足利義満筆によるものです。
東庭「不離の庭」。
赤砂が印象に残る庭でした。
うっすらとですが、紅葉している木があります。
こちらも、来週後半に見頃を迎えるのではないでしょうか。
龍吟庵の隣にある即宗院では、紅葉は見頃。
とても綺麗で、大満足でした。
すぐ隣の龍吟庵も紅葉が見頃と思ったのですが……。
まだまだこれからだったのが、残念。
この後、再び東福寺の紅葉を見に行きました。
(※東福寺の紅葉の様子は、こちらに掲載しています。
☆東福寺の紅葉、見頃や現在の状況。)
-平成28年(2016)11月17日撮影-
龍吟庵の駐車場
龍吟庵には、駐車場はありません。
東福寺の駐車場も、この時期は閉鎖されています。
公共交通機関をご利用ください。
龍吟庵へのアクセス
龍吟庵の行き方です。
JR奈良線・京阪本線「東福寺駅」下車。
そこから、徒歩10分。
あるいは、市バス202・207・208系統に乗車。
「東福寺」バス停で下車。
(周辺地図)
京都の紅葉の名所
・京都の紅葉、見頃や時期。名所や穴場も掲載。