雨宝院は、京都市上京区にあるお寺です。
西陣の聖天さんとも呼ばれ、地元の人に愛されています。
また、春になると境内に桜が咲き誇る事で有名です。
御衣黄も咲きますよ。
平安時代初期、空海が(弘法大師)が嵯峨天皇の病の平癒のために、六臂(腕が6本)の歓喜天を安置したのが始まりです。
京都の中でも、それ程有名なお寺ではありません。
知る人ぞ知るお寺といった感じです。
境内には、西陣五水の1つである染殿井が存在。
染殿井と書いて、そめどのいと読みます。
染物に用いると、色の染まりが良い評判だったそうです。
また、大旱魃(かんばつ)の際も、涸れる事がなかったと伝えられています。
そんな雨宝院に咲く桜の紹介です。
見ごろや開花情報、見所などを掲載しています。
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雨宝院の桜。見ごろや開花情報
雨宝院の桜
雨宝院の桜の見所は、それ程広くない境内に様々な桜が咲く事です。
境内を覆うように咲くその姿は、見事の一言。
(平成27年撮影)
本堂前に咲く八重桜の歓喜桜。
御室の八重桜と同種のものだそうです。
他にも、観音桜や松月桜などが咲きます。
珍しいものだと、遅咲きの御衣黄が観賞可能です。
御衣黄は開花したては、緑色。
その後、黄緑から黄色、やがて中心部が赤く染まります。
高貴な貴族のイメージから、御衣黄(ギョウイコウ)という名が付けられました。