圓光寺を、訪れました。
その時に発見したのが、オマールの墓です。
その時の様子は、「圓光寺のオマールの墓」に掲載しています。
◆圓光寺について◆
圓光寺は、京都市左京区にあるお寺です。
臨済宗南禅寺派に属しています。
徳川家康が伏見の指月に開いた学問所が起こりです。
本尊として、千手観音坐像が安置されています。
また、京都の新緑と紅葉の名所です。
季節によって彩られる庭園「十牛の庭」は、人気があります。
境内には、歴史上の人物のお墓がある事でも知られているお寺です。
-終-
今回は、そんな圓光寺のオマールの墓を紹介します。
何かの参考になれば、幸いです。
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圓光寺のオマールの墓の概要
圓光寺のオマールの墓
京都のお寺には、歴史上の人物のお墓が、数多く存在しています。
京都市左京区にある圓光寺も、そんなお寺の1つです。
圓光寺で発見したのは、オマールの墓です。
オマールって誰?
そう思う方も、いらっしゃるかもしれません。
ちなみに、私も誰か分かりませんでした。
◆オマールについての簡単な説明◆
東條英機軍事内閣の要請で、南方特別留学生が来日しました。
その留学生の中の1人が、サイド・オマールです。
マレーシア・ジョホール州の出身。
祖父はジョホール州の首相を務めた人物です。
また一族も、政治・経済の分野で活躍しました。
オマール自身も、優れた素質を備えた人物です。
そんな彼は、広島大学在学中に、原子爆弾により被爆します。
重症だったのですが、広島市民の救護にあたりました。
その後、米軍司令部の命により、京都へ移動します。
重症の彼は、京大病院へ運ばれましたが、既に手遅れの状態でした。
昭和20年9月3日、18歳の若さで京都で亡くなります。
-終-
オマールの墓です。
亡くなった所でお墓を作るのが、マレーシアの風習と聞いた事があります。
武者小路実篤が、オマールにおくった言葉です。
「オマール君
君はマレーからはるばる日本の広島に勉強しに来てくれた。
それなのに君を迎えたのは原爆だった。
嗚呼 實に實に残念である。
君は君の事を忘れない日本人あることを記憶していただきたい。
武者小路実篤 」
武者小路実篤ではありませんが、私も覚えておこうと思います。
圓光寺の駐車場
圓光寺には、約20台程駐車できる駐車場が存在しています。
無料で利用可能です。
車で参拝を考えている方。
利用を検討してみてはいかがでしょうか。
圓光寺へのアクセス
圓光寺への行き方です。
叡山電鉄・一乗寺駅で下車、徒歩約15分。
市バス・京都バスの場合、一乗寺下り松町で下車、徒歩約10分。
(周辺地図)
圓光寺の四季
・圓光寺の新緑、青もみじと庭園。
・圓光寺の紅葉、見頃や現在の状況。十牛の庭で観賞。