下立売通と室町通が交わる場所に、石碑が立っています。
旧二条城跡の石碑です。
◆旧二条城についての簡単な説明◆
旧二条城は、織田信長が足利義昭の居城として築きました。
足利義昭は、室町幕府・第15代将軍です。
旧二条城は、約390m四方の敷地に建てられました。
約70日で建てられた城は、二重の堀と三重の天主を備えていました。
足利義昭の将軍座所として利用されていた城ですが、義昭は信長によってこの城を追われる事になります。
その後、城に迎えられたのが、東宮誠仁親王です。
そして、二条御所として利用されました。
二条御所(旧二条城)は、室町幕府の終焉に伴い廃城。
天正4年(1576)に、解体されました。
解体された旧二条城は、安土城の建築素材として利用されます。
現在の二条城は、徳川家康の上洛の際に居館として築かれたものです。
ここにかつてあった旧二条城とは、全くの別物なります。
-終-
今回は、旧二条城跡の石碑を紹介します。
何かの役に立てば、幸いです。