高瀬川沿いを歩いていた時の事です。
高瀬川一之船入と高瀬舟を見ました。
その写真、「高瀬川一之船入と高瀬舟」です。
◆高瀬川の簡単な説明◆
京都は内陸部に位置する土地柄です。
そのため、かつて交通運輸の面で大きな困難を抱えていました。
それを打開するために開発されたのが、高瀬川水路です。
伏見・二条間をつなぐ水路として、作られました。
計画と施工者は、角倉了以です。
角倉了以は、江戸時代初期の京都の豪商です。
水路の完成により、近世京都の経済は発展します。
その高瀬川には、九か所の船入りが設置されました。
-終-
今回は、高瀬川一之船入と高瀬舟をお届けします。
何かの役に立てば、幸いです。
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高瀬川一之船入と高瀬舟の概要
高瀬川一之船入と高瀬舟
高瀬川沿いは、京都の桜の名所です。
春には、美しい桜を見る事が出来ます。
そんな高瀬川沿いの中で、絵になる光景が存在します。
高瀬川一之船入と高瀬舟です。
こちらが、高瀬川一之船入と高瀬舟になります。
今は葉が散りつつある、手前の木。
春になると、この木が美しい桜に染まれます(※)。
※高瀬川の桜の様子は、こちらに掲載中です。
高瀬川の桜。見頃や開花状況。ライトアップあり。
一之船入は、高瀬川に作られた九か所の船入に1つです。
国の史跡に指定されています。
また、九か所の中で唯一埋め立てられてない船入です。
ちなみに船入とは、荷物の積み下ろしを行う場所の事です。
全盛期には、高瀬川を利用して百数十船の船が、伏見を通じて大阪など物資を運び入れていました。
しかし、明治以降、高瀬川の船運は、衰退します。
そして、大正9年に船運は、廃止されました。
現在は、高瀬川沿いは、京都の桜の名所として楽しめる場所です。
また、情緒溢れる景観は、心を和ましてくれます。
ぷらりと散策するには、よい場所だと思います。
機会があれば、高瀬川沿いを散策してみて下さいね。
高瀬川へのアクセス
京阪祇園四条、三条駅から徒歩5分。
阪急河原町駅から徒歩2~3分。
青線沿いに、船入の史跡があります。
(周辺地図、赤い丸がヤナギ)