平安神宮の桜は、京都の春の名所の1つとなってます。
神苑に咲く八重紅枝垂桜が、京都で1番美しいという人もいる程です。
ライトアップされると、桜の艶やかさが増し、より幻想的になります。
また、夜桜コンサートが毎年神苑で開催され、多くの人が桜と美しい調べに酔いしれます。
創建は明治28年(1895)。
古い神社・仏閣が存在する京都の中では、新しい神社です。
しかし、既に昔からそこにあったかの如く京都の町に馴染んでいます。
平安神宮の大鳥居はさらに新しく、昭和3年に着工、1年後の昭和4年に完成。
完成当初は、随分批判もあったみたいですが、今や京都のシンボル的な存在です。
京都市内の少し見晴らしが良い場所からだと、遠くからでも一目で分かります。
そんな平安神宮には、大きく分けて2つの桜の観賞場所があります。
※コロナの影響で、ライトアップが開催されるかは未定です。
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平安神宮の桜、開花情報
平安神宮の桜
平安神宮の大極殿前には、左近の桜が植えられています。
これが1つ目の観賞場所です。
境内は無料となっているので、誰でも見る事が可能です。
この左近の桜の前で、よく記念写真を撮っている光景を目にします。
早朝に訪れると、朝日を浴びた左近の桜が観賞出来ます。
人がほとんどいない境内は、最高に気持ちがいいですよ。
平安神宮を独り占めしている気分になります。
そして2つ目が、神苑です。
こちらは入苑料として、大人600円が必要となります。
600円が高いか安いかは別にして、春の神苑はぜひ観賞して欲しい場所です。
まるで、天を覆うかのように美しい桜が誇ります。
その光景を、谷崎潤一郎は「忽ち夕空にひろがっている紅の雲」と著作「細雪」の中で表現しました。
谷崎潤一郎も、平安神宮のしだれ桜が、京都で一番美しいと思っていた一人です。
神苑の八重紅枝垂桜の数は、約150本。
他にも染井吉野・彼岸桜・山桜・里桜・寒緋桜・鬱金桜など約20種類、総本数300本の桜が神苑には植えられています。
300本の桜の花が咲き乱れる神苑の光景は、石川五右衛門ではありませんが、「絶景かな、絶景かな」と思わず言ってしまう程の圧巻です。
彼の場合は、南禅寺の山門の上から見た満開の桜ですが、細かい事を気にしてはいけません。
神苑は広いので、きっとお気に入りの桜観賞ポイントが発見出来るはずです。
私は、栖鳳池にかかる橋殿から見る桜の風景がお気に入り。
私の周りの知人も、ここから見る神苑の桜が好きという方は多いです。
平安神宮の桜のライトアップとコンサート
平安神宮のしだれ桜は、2度楽しめます。
1度目は、通常入苑の時。
そして、2度目は夜間拝観でライトアップされた時です。
ただし、平安神宮の神苑のライトアップは、紅しだれコンサートと一緒に行われるイベント。
そのため、入苑料が2,000円とちょっとお高めです。
前売券は、入場日指定の1,700円。
平安神宮の夜桜は、ライトアップと栖鳳池の映り込みにより、訪れる人を幻想的な世界へと誘ってくれます。
しかも、平安神宮の紅しだれコンサートは、客席がありません。
そのため、神苑のライトアップされた桜を散策しながら観賞、なおかつ音楽が楽しめるという趣向となっています。
夫婦・恋人同士問わず、デートに最適な空間です。
もちろん、1人で行っても楽しめます。
下記が過去の紅しだれコンサートの概要となります。
紅しだれコンサート
開催日は、情報が入り次第お知らせします。
去年の開催時間などは、こちらとなります。
時間は、午後6時15分~午後9時まで、雨天決行です。
入場料は2,000円。
前売券1,700円となっています。
コンサート時期の気になるしだれ桜の開花状況ですが、例年4月上中旬に見頃を迎えます。
また、開花から見頃の時期が約2週間と長めです。
コンサート期間中に咲いていないという事はないと思います。
平安神宮の桜の見頃と開花情報
令和3年(2021)の開花状況
令和3年(2021):ー。
過去の平安神宮の桜の開花状況
例年通りだと、ソメイヨシノは3月下旬、枝垂桜は4月上旬頃に見頃を迎えます。
それを踏まえて、過去の平安神宮の開花状況を掲載。
来年の開花予想に、役立てて下さい。
平成27年(2015)の開花状況
平成27年(2015)3月31日:左近の桜が見頃。しだれ桜はまだこれから。
平成27年(2015)4月2日:5~6分咲き。
平成27年(2015)4月5日:満開。見頃です。
平成27年(2015)4月8日:見頃継続中。
平成27年(2015)4月10日:まだ見応えはあります。
平成27年(2015)4月12日:散り始め。
平成27年(2015)4月15日:見頃は過ぎていますが、まだ観賞可能。
平成27年(2015)4月18日:境内の桜、見頃終了。
神苑の枝垂れ桜が約10日間ほど、見応えがありました。
雨が多い年でしたが、それなりに観賞出来たのではないでしょうか。
平成28年(2016)の開花状況
平成28年(2016)4月1日:咲き始め。
平成28年(2016)4月4日:左近の桜、見頃。しだれ桜、見頃手前。
平成28年(2016)4月8日:ほぼ見頃。
平成28年(2016)4月10日:満開です。
平成29年(2017)の開花状況
平成29年(2017)4月9日:しだれ桜、咲き始め。
平成29年(2017)4月14日:しだれ桜、見頃です。
2019年の開花状況
2019年3月31日:これから。
2019年4月5日:咲き始め。
2019年4月15日:見頃です。
令和2年(2020)の開花状況
令和2年(2020)3月18日:つぼみ。
令和2年(2020)3月24日:まだこれから。
令和2年(2020)3月28日:まだこれから。
平安神宮へのアクセス
平安神宮への行き方です。
JR京都駅・阪急河原町駅から市バス5系統に乗車。
平安神宮前で下車、すぐ。
京阪三条駅より徒歩15分。
地下鉄東山駅より徒歩10分です。
(周辺地図)
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