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墨染寺の桜2021。見ごろや開花状況。

墨染寺は、京都市伏見区にある寺院です。
墨染寺と書いて、「ぼくぜんじ」と読みます。
桜寺とも呼ばれ、地元では有名な桜の名所です。

平安時代に、清和天皇の勅願により、藤原良房が建立したのが始まりと伝えられています。

一時期衰退しましたが、豊臣秀吉が寺領を寄進。
その事のより、墨染寺は復興をします。

京都旅行の際にオススメのお寺かと言えば、微妙な所。
京都の中心地から遠いのが、オススメできない理由です。

ただ、京都市内やその周辺に住んでいる方には、春先に1度訪れてみてはどうでしょうかとオススメ出来ます。
狭い境内に咲き誇る桜は、とても綺麗ですよ。

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墨染寺の桜。見頃や開花情報

墨染寺の桜

墨染寺の桜の見所は、2つあります。
まず1つ目は、境内を埋め尽くすように咲く所です。

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門の外から見ても、境内に桜が咲いているのが分かります。
この写真では、分かり難いかもしれませんが。

そして、もう1つ見所が墨染桜です。
こちらは、寺名とは異なり「すみぞめさくら」と読んで下さい。

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(D40で撮影した写真・画像)

こちらが墨染桜。
茎や葉が青白く、その姿が墨染色(喪の色)のように見える事から、この名が付けられました。

この墨染桜には、次のような話が伝わっています。

平安時代の頃の事です。
藤原基経が亡くなり、この地へ葬られました。

それを悲しんだのが、友人で歌人の上野峯雄。
彼の死を悼んで、次の様な歌を読みました。

「深草の 野辺の桜し 心あらば 今年ばかりは 墨染に咲け」

すると、桜の花が墨染色に染まったそうです。

墨染寺に植えられている墨染桜は、現在3代目。
参拝した時には、ぜひ観賞して下さい。

ただ、墨染桜は遅咲きの桜なので、見ごろの時期に訪れると、他の桜は散っている可能性があります。

墨染寺へのアクセス

京都駅から乗車、JR藤森駅下車して徒歩10分。
京阪電車の墨染駅から徒歩2分で到着します。

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