7月10日から、京都の各鉾町で鉾や曳山が組み立てられます。
その組み立てられている様子を、見てきました。
私が見たのは、長刀鉾・函谷鉾・月鉾です。
組み立て途中の鉾を見るのは、何気に初めてでした。
今回は、前祭山鉾建を紹介します。
何かの参考になれば幸いです。
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前祭山鉾建
前祭山鉾建を撮影!
京阪「祇園四条駅」から四条通りを西側へと歩いていきました。
鉾建てを見るためです。
長刀鉾
最初に見たのが、長刀鉾です。
長刀鉾は、鉾先きに大長刀をつけているため付いた名です。
「くじとらず」として知られており、毎年巡行の先頭にたっています。
用いられる長刀は、かつては三条小鍛冶宗近の作のものでした。
現在は、三条長吉作の長刀の複製品を鉾頭しています。
道路を挟んで撮影してみました。
この時点では、全く鉾っぽくありませんでした。
函谷鉾
続いて見たのが、函谷鉾です。
函谷鉾と書いて、「かんこぼこ」と読みます。
応仁の乱以前に起源を持つ鉾です。
長刀鉾と同じく「くじとらず」の鉾で、第二番目に巡行します。
名の由来は、中国の故事からです。
かつて中国に、函谷関という関所がありました。
この関所は、朝になり鶏の声がするまでは、開かない関所でした。
その関所を、斎の孟嘗君が家来に鳥の鳴き声を真似させて開かせます。
そして、難を逃れたというのが名前の由来の故事です。
長刀鉾と同じく、道路越しに撮影しました。
長刀鉾との違いが、この時点では分かりません。
月鉾
この日最後に見たのが、月鉾です。
新月型を鉾頭につけているので、この名が付きました。
組み立て途中は、どの鉾もほとんど同じですね。
ただ、鉾が建てられている場所で、どの鉾か判別は出来ます。
道路越しに撮影したものです。
組み立てが進むと、最終的にクレーン(重機)を使って鉾は建ち上がります。
来年は、クレーンで鉾が建ち上がる様子を見てみる予定です。