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壬生寺の節分会2020。狂言やほうらく、ぜんざいの接待あり。

京都市中京区にある壬生寺。
2月には、節分会が行われます。

壬生寺と言えば、新撰組ゆかりのお寺として有名です。
そのため、新撰組の隊士の逸話が残っています。

例えば、次のような話です。
近藤勇等隊士が、壬生狂言を観賞。

沖田総司が、近所の子供たちと壬生寺の境内で遊んだ。
このような話が伝わっています。

また、新撰組の兵法調練場にも境内が使用されていました。
そのような縁から、新撰組隊士のお墓・壬生塚や近藤勇の像があります。

壬生寺と言えば、もう1つ忘れてはならないのが壬生大念佛狂言(※)。
(※重要無形民俗文化財に指定されています)

壬生狂言とも呼ばれ、円覚上人により創始されました。
特徴は、仮面をつけて一切のセリフを用いずに演じられる無言劇である事です。
この壬生狂言は、春・秋そして節分に公開されます。

そう、節分の日、新撰組の隊士達が楽しんだ壬生狂言が観賞出来るのです。
今回は、壬生寺の節分会を紹介します。

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壬生寺の節分の見所

壬生寺の節分会の概要

壬生寺の節分は、2月2日~2月4日の3日間行われます。
行事日程は、以下のような感じです。

2月2日(前日)
厄除け祈祷会と星祭り修行・昇殿祈祷・厄除け鬼払い壬生狂言「節分」上演。
山伏の大護摩祈祷・稚児行列。

2月3日(当日)
厄除け祈祷会と星祭り修行・昇殿祈祷・厄除け鬼払い壬生狂言「節分」上演。

2月4日(後日)
招福ぜんざい無料接待。

壬生狂言は、13時から1時間毎に計8回上演されます。
拝観は無料で、誰でも何度でも楽しむ事が可能です。

どの日に訪れてもいいのですが、やはり節分当日の2月3日がオススメです。
その日が無理なら、2月2日が良いのではないでしょうか。

壬生狂言は、拝観する機会が限られています。
京都旅行に訪れたのなら、壬生狂言は見て帰りましょう。

良い思い出になる事、間違いなしですよ。
ぜんざいも福を招くので、機会があれば食べて下さいね。

屋台も出店されているので、とても賑やかで楽しい3日間となります。
京都で節分祭を楽しもうと思っている方は、候補の1つに考えてみませんか?

壬生寺のほうらく奉納

壬生寺の節分では、ほうらく奉納という独特の風習が行われます。
ほうらくとは漢字で書くと炮烙、素焼のお皿の事。

このお皿に、年齢や性別、願い事などを墨で書いて奉納。
炮烙(ほうらく)を奉納した人は、その年の厄を免れ福徳を得るそうです。

このほうらく奉納には、まだ続きがあります。
奉納したお皿は、4月に行われる壬生狂言の序曲である「炮烙割」で、全て割られます。

割られているほうらくの中に、自分が奉納したモノがあると思ったら、ちょっと嬉しい気分になりませんか。
私なら、狂言の演出に一役買っていると思うとちょっと嬉しいです。

壬生寺の招福ぜんざい

平成28年(2016)2月4日の10時から、先着1,000名様に無料でふるまわれます。
ぜんざいに使用されているお餅は、本堂前に供えてあった鏡餅です。

一年間の無病息災を祈願して、食べる招福ぜんざい。
一年間は病気知らずで過ごせるかもしれませんよ。

壬生寺へのアクセス

壬生寺への行き方です。

JR境地駅から市バス26, 28号系統に乗車。
壬生寺道の停留所で下車して下さい。

あるいは、阪急「大宮駅」、京福「四条大宮駅」から徒歩で向かいます。
だいたい、約6分ぐらいで到着するはずです。

壬生寺周辺には、新撰組ゆかりの場所が多くあります。
阪急電鉄「大宮駅」、京福電鉄の「四条大宮駅」から徒歩で向かうのは、結構オススメです。

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(周辺地図)