京都市街地から北へ。神秘的な空気に包まれた山奥に佇む鞍馬寺(くらまでら)は、天狗伝説や牛若丸(源義経)ゆかりの地として知られる古刹です。
そして秋が深まると、この山全体が燃えるような朱色に染まる紅葉の名所へと姿を変えます。
「京都市内の紅葉はどこも人が多すぎる…」「落ち着いて絶景を楽しみたい」そうお考えのあなたへ。
標高が高く、市内よりも一足早く色づき始める鞍馬寺は、まさに穴場的存在です。
この記事では、2025年の鞍馬寺の紅葉を最大限に楽しむために、見頃の最新予想から、気になる混雑状況、そ混雑回避の裏ワザまで、徹底的に解説します。
この記事を読めば、あなただけの特別な紅葉狩りの計画が立てられるはずです。
鞍馬寺の紅葉2025:見頃や色づき状況、混雑回避の裏ワザ!
1. 鞍馬寺の紅葉、絶対に外せない3つの見どころ

(鞍馬寺の紅葉の写真)
鞍馬寺の紅葉は、単なる色づきを楽しむだけでなく、壮大な自然と古刹の歴史が織りなす「空間」全体が魅力です。
特に訪れるべき3つのスポットを紹介します。
● 仁王門(山門)周辺の鮮やかな紅葉
叡山電鉄の鞍馬駅を降りてすぐに見えるのが、どっしりとした佇まいの仁王門(山門)です。
この門を覆い尽くすようにカエデが色づき、参拝者を絢爛に迎えてくれます。
ここからすでにダイナミックな紅葉が展開しており、写真撮影スポットとしても最適です。門前町の風情も合わせて楽しめます。
● 本殿金堂前からの比叡山を望む絶景
九十九折の参道を登り、ケーブルカーを利用して辿り着く本殿金堂(ほんどうこんどう)は、標高410mに位置します。
ここからの眺望は、鞍馬寺の紅葉のハイライトです。本殿前の広場から眼下に広がるのは、多種多様なモミジが織りなすカラフルな色づきのグラデーションと、その奥に連なる比叡山の山並み。
空気が澄んだ日には、遠くまで見渡せる比類なき絶景が広がり、登山の疲れを忘れさせてくれます。
● 鞍馬山越えハイキングコース(貴船への道)での紅葉散策
体力に自信のある方は、鞍馬寺から奥の院を経て、隣接する貴船神社へ抜ける約1時間のハイキングコースに挑戦してみてください。
このコースは、杉木立の中に色づいたモミジが点在し、神秘的な雰囲気が漂います。
特に源義経が修業したとされる「木の根道」周辺は、ダイナミックな紅葉の自然美が堪能できる、知る人ぞ知る穴場的な紅葉散策路です。
2. 鞍馬寺の紅葉「見頃」と「色づき状況」【2025年】
鞍馬寺の紅葉狩りを最高のタイミングで楽しむために、過去の傾向と最新の気象予測を基にした「見頃」と「色づき」の情報を詳しくお伝えします。
● 過去の紅葉の見頃と色づき状況の傾向
鞍馬寺は京都市内の中心部と比較して標高が高い位置にあるため、紅葉の時期が早く訪れるのが最大の特徴です。
■ 例年の見頃の時期:
例年、市内よりも約1週間~10日ほど早く、11月中旬から11月下旬にかけてピークを迎えます。
■ 色づき始めの目安:
11月上旬には山門周辺のモミジが色づき始め、徐々に山全体がグラデーションで染まっていきます。
■ 紅葉の特徴:
一度に真っ赤になるのではなく、山全体に点在するモミジが、標高差や日当たりによって緑、黄色、橙、赤と多彩な色づきを見せ、美しいグラデーションが長く楽しめる傾向にあります。
● 2025年の気候予測と紅葉の見頃予想
紅葉の色づきは、秋の最低気温が深く関わってきます。
特に、カエデが美しく紅葉するには、最低気温が5~6℃以下になる日が続くことが重要です。
■ 2025年 気候予測:
2025年の近畿地方の紅葉は平年並みか、やや遅い見頃となる予想です。これは、10月の平均気温が平年より高い傾向にあるためです。
■ 鞍馬寺の紅葉の見頃予想(2025年):
この気候傾向をふまえ、標高が高い鞍馬寺においても、例年並みか数日遅れ、11月中旬頃から見頃が始まり、11月下旬にかけてピークを迎えると予想されます。
■ 紅葉を狙うベストな日程:
週末に訪れる場合は、11月の第3週目(中旬過ぎ)の土日、または第4週目の平日を狙うのが最も美しい色づきと見頃を捉えるチャンスです。
● 最新の色づき状況をチェックする方法(公式情報、SNSなど)
完璧な見頃を逃さないためには、直前の情報収集が欠かせません。
■ 鞍馬寺公式情報:
鞍馬寺のウェブサイトや電話にて、リアルタイムの色づき情報を確認しましょう。
■ 現地のSNS検索:
「#鞍馬寺紅葉」や「#鞍馬色づき」などのハッシュタグで検索すると、実際に訪れた観光客の最新写真がチェックでき、最も正確な見頃の目安になります。
【ポイント】
鞍馬寺は標高が高く冷え込みやすい立地のため、京都市内中心部がまだ青葉でも、すでに山頂付近から色づきが始まっていることがよくあります。
京都市内の紅葉が始まったというニュースが出たら、鞍馬寺はその直前、あるいは同時に見頃を迎えている可能性が高いと判断してください。
3. 【重要】鞍馬寺の「混雑」状況と「混雑回避の裏ワザ」
せっかくの紅葉狩り、人混みで疲れたくないですよね。鞍馬寺は市内中心部ほどではないものの、混雑は避けられません。しっかりと対策を練りましょう。
● 鞍馬寺の混雑の傾向(平日・土日祝日の比較)
鞍馬寺は、京都市内の有名観光地(清水寺、東福寺など)に比べれば、比較的混雑は少なめです。
しかし、紅葉見頃の時期の週末や連休は、遠方からの観光客も増えるため、午前中を中心に非常に混雑します。
■ 平日: 比較的空いています。特に午後や夕方が狙い目です。
■ 土日祝日: 午前10時から午後3時頃が最も混雑します。
● 一番の混雑ピークタイム(午前10時~午後3時頃)を避けるには
この時間帯は、叡山電鉄の「もみじのトンネル」効果もあり、鞍馬駅も非常に賑わいます。
この時間を避け、観光に集中できる時間帯を狙いましょう。
● 【裏ワザ①】早朝参拝で静かな紅葉を独り占めする
混雑回避の最大の裏ワザは、早朝参拝です。鞍馬寺の開門時間は午前9時ですが、開門直後の時間はまだ観光客が少なく、静寂の中で紅葉を堪能できます。
清々しい朝の空気の中、しっとりと濡れたモミジの美しさは格別です。
● 【裏ワザ②】貴船側から鞍馬へ抜けるルートの検討
多くの人が鞍馬駅側から入山するため、仁王門周辺は混雑しがちです。
あえて貴船神社側から山越えルートで鞍馬寺の本殿を目指すのも一つの手です。
体力は必要ですが、人の流れが逆になるため、比較的混雑を避けながら美しい自然の中を歩くことができます。
● 【裏ワザ③】駐車場情報と電車移動がベストな理由
鞍馬寺の周辺、特に山中にはほとんど駐車場がありません。
あるとしても台数が限られており、紅葉見頃の時期の土日祝日は、朝早くに満車になってしまいます。また、周辺道路も渋滞が予想されます。
4. 鞍馬寺へのアクセス方法と周辺情報
● 電車でのアクセス(叡山電鉄「鞍馬駅」から)
鞍馬寺へは、電車を利用するのが最も一般的で便利です。
京都駅から:JR奈良線で東福寺駅へ→京阪電車で出町柳駅へ→叡山電鉄に乗り換え「鞍馬駅」下車。
■ 叡山電鉄「鞍馬駅」下車後、仁王門(山門)まで徒歩約5分。
● ケーブルカー利用について(仁王門から本殿まで)
仁王門から本殿金堂まで徒歩で登ると約30分かかります。
体力に不安がある方は、多宝塔駅までケーブルカー(山内鉄道)を利用するのがおすすめです。
■ 区間: 普明殿前(ふみょうでんまえ)駅~多宝塔駅
■ 時間: 約2分
ケーブルカーを降りた多宝塔から本殿までは、さらに徒歩約10分です。
ケーブルカー自体も、紅葉の森の中を登っていくため、プチ紅葉体験が楽しめます。
● 近くにある紅葉スポット「貴船神社」も合わせて楽しむ
鞍馬寺とセットで訪れたいのが、水神を祀る貴船神社です。
特に紅葉の時期は、叡山電鉄で鞍馬駅の一つ手前にある「貴船口駅」から貴船神社までがライトアップされる「貴船もみじ灯篭」(例年11月上旬〜下旬)が開催され、幻想的な夜の紅葉を楽しめます。
昼は鞍馬寺、夜は貴船神社というプランもおすすめです。
● 休憩・食事におすすめの周辺店舗情報
鞍馬駅周辺には、地元の食材を使った料理や、名物の蕎麦などを提供するお店がいくつかあります。
特に「精進料理」や「木の芽煮」といった山里ならではの味を楽しむのも、旅の醍醐味です。
5. 鞍馬寺の基本情報(拝観料・時間・住所)
鞍馬寺を訪れる前に、基本的な情報を確認しておきましょう。
● 拝観時間と休業日
■ 拝観時間(愛山時間): 9:00~16:30(時期によって変更となる場合があるため、事前に確認推奨)
■ 休業日: 年中無休
● 入山料(愛山費)の詳細
鞍馬寺の維持管理のため、入山時に愛山費(協力金)が必要です。
■ 愛山費: 500円
● 所在地
■ 所在地: 〒601-1111 京都府京都市左京区鞍馬本町1074
6. まとめ. 神秘の山で紅葉を満喫しよう
この記事では、鞍馬寺の紅葉を最高に楽しむための情報をお届けしました。
歴史と自然の力が宿るこの山で、鮮やかな色づきと静謐な空気に包まれる体験は、他の京都の紅葉名所では味わえない格別のものです。
● 神秘の山で紅葉を満喫しよう
最後に、改めて最高の鞍馬寺の紅葉を楽しむための鍵をまとめます。
■ 見頃のタイミング: 京都市内より早く、11月中旬から下旬を狙いましょう。
■ 混雑回避の極意: 土日祝日は特に早朝(開門直後)に訪れることが、混雑を避けて静かな絶景を独り占めする最大の裏ワザです。
■ アクセス: 周辺道路の渋滞が予想されるため、移動は必ず叡山電鉄を利用しましょう。
● 神秘の山・鞍馬で、あなたの心を浄化する旅へ
鞍馬寺の紅葉は、ただ美しいだけでなく、山全体から湧き出るような力強さと神秘性に満ちています。
牛若丸が駆け上がり、天狗が住まうと言われたこの山深い古刹で、鮮やかな朱色に染まるモミジを見上げる時、あなたはきっと都会の喧騒から完全に切り離された、特別な時間の中にいることを実感するでしょう。
本殿からの壮大な山々の色づきのグラデーション、ひっそりとした奥の院への参道、そして下山後に待つ貴船川のせせらぎ!
この場所で深呼吸をすれば、秋の澄んだ空気が心身を洗い流し、新たな活力が満ちてくるはずです。
さあ、2025年の秋は、この記事で得た見頃と混雑回避の裏ワザを手に、京都の奥座敷、鞍馬山へ旅立ちましょう。
この神秘的な山が持つ力と、燃えるような紅葉の美しさが、あなたの旅を忘れられない感動で満たしてくれることをお約束します。