夏の始まりを感じる京都の風物詩「夏越の祓(なごしのはらえ)」。
その中でも、厄除けや無病息災を願って行う「茅の輪くぐり」や「人形流し」ができる場所として人気なのが、京都・城南宮(じょうなんぐう)です。
2025年(令和7年)も多くの参拝者が訪れると予想される城南宮の夏越の祓。
本記事では、
・茅の輪くぐりの意味や作法
・2025年の日程や時間、場所
・混雑状況や回避のコツ
・人形流しやアクセス情報
など、初めての方でも安心して参拝できるよう、詳しくわかりやすく解説します。
京都で心身を清めたい方、家族やカップルで夏の思い出を作りたい方にもおすすめの神事です!
城南宮・夏越の祓の見どころ
1. 城南宮の夏越の祓・茅の輪くぐりとは?
(茅の輪のイメージ写真)
「夏越の祓(なごしのはらえ)」とは、1年の前半(1月〜6月)にたまった厄や穢れ(けがれ)を祓い、無病息災で残り半年を過ごせるように願う神事です。
特に6月30日頃に全国の神社で行われるこの行事では、「茅の輪(ちのわ)くぐり」と呼ばれる古来の儀式が広く行われています。
京都・伏見にある城南宮(じょうなんぐう)は、方除け・厄除けの神様として知られ、茅の輪くぐりの名所としても有名です。
毎年多くの参拝者が訪れ、茅の輪をくぐることで心身を清め、家族の健康や平穏を祈願します。
2. 城南宮の茅の輪くぐり2025年の日程・開催時間
2025年の城南宮の茅の輪くぐりは、例年通り6月30日(月)に行われる予定です(※日程は変更される場合がありますので、直前に公式サイトをご確認ください)。
茅の輪自体は、6月中旬頃から境内に設置されており、行事当日だけでなく、6月中は自由にくぐることができます。
2025年(令和7年)の日程・開催時間
・夏越の祓:2025年6月30日の午後3時頃
・茅の輪設置期間:2025年6月25日(土)頃〜6月30日(日)頃
・時間:終日参拝可能(社務所の受付時間は9:00〜17:00)
愛車の茅の輪くぐり
城南宮は、神職のお祓いを受けた車や二輪車の乗って茅の輪をくぐり抜ける事が出来ます。
車でくぐる抜ける茅の輪は、駐車場に設置されています。
3. 茅の輪くぐりのやり方・作法を解説
茅の輪くぐりには決まった順序と作法があります。
初めての方でも難しくないので、下記の流れを参考にしてみてください。
【茅の輪くぐりの作法】
1. 正面から茅の輪をくぐり、左回りに元の位置へ戻る
2. 次に再び正面から茅の輪をくぐり、今度は右回りに元の位置へ戻る
3. 最後にもう一度正面からくぐり、左回りに戻る(計3回くぐる)
4. 最後に神前でお参りする
くぐる際には、
「水無月(みなづき)の夏越の祓する人は 千歳の命のぶというなり」
という唱え言葉を口にするのが正式な作法とされています。
4. 城南宮の混雑状況とおすすめ時間帯
城南宮の夏越の祓は、毎年多くの参拝客でにぎわいます。
特に6月30日の夕方から夜にかけてが最も混雑します。
混雑を避けたい方は、以下の時間帯を狙うのがおすすめです。
【混雑の傾向】
・混雑ピーク:6月30日 17:00〜19:00頃
・比較的空いている時間帯:午前中(9:00〜11:00)または平日の早朝
・土日は茅の輪設置期間中でも比較的多くの参拝者あり
可能であれば、平日午前中に訪れると、ゆったり参拝しやすいです。
また、写真撮影などをしたい方にも、人が少ない時間帯が適しています。
5. 人形流しの情報
城南宮では、茅の輪くぐりの時期に合わせて、人形流しも行われます。
・期間:6月25日~30日
・時間:御前9時から午後4時
・場所:神苑内、禊の小川
・参加自由
6. アクセス方法と駐車場情報
【電車でのアクセス】
・地下鉄・近鉄「竹田駅」西口から徒歩約15分
または
・「竹田駅」西口から京都市バス「南1系統」で「城南宮東口」下車すぐ
【車でのアクセス】
・名神高速道路「京都南IC」から約5分
・阪神高速8号京都線「城南宮南IC」からすぐ
【駐車場情報】
・境内に無料駐車場(約50台)あり
・茅の輪設置期間や6月30日は満車になることが多いため、公共交通機関の利用が安心です。
7. まとめ|城南宮の茅の輪くぐりで心身をリセットしよう
京都・城南宮の「茅の輪くぐり」は、古来から続く神聖な行事「夏越の祓」を体験できる貴重な機会です。2025年(令和7年)も、6月30日を中心に多くの参拝者でにぎわうことが予想されます。
この記事では、
・茅の輪くぐりの意味と作法
・2025年(令和7年)の日程や開催時間
・混雑を避けるためのおすすめ時間帯
・人形流しやアクセス情報
などを詳しくご紹介しました。
心身の穢れを祓い、後半の半年を健やかに過ごすためにも、ぜひ城南宮の茅の輪くぐりに足を運んでみてはいかがでしょうか。
静かな境内で深呼吸をしながら、夏の始まりを清々しい気持ちで迎えてください。