2025年(令和7年)10月5日(日)、神奈川県横須賀市の夜空を彩る「よこすか開国花火大会2025」が開催されます。
隅田川花火大会のコンクールで優勝実績を持つ煙火店マルゴーが打ち上げる、三浦半島最大級の約1万発は、まさに圧巻の一言。
秋の澄んだ空気に響き渡る尺玉やスターマインは、感動必至です。
しかし、この横須賀最大のイベントには、例年約18万人が来場し、さらに今年は「日米親善ヨコスカフレンドシップデー」も同日開催されるため、メイン会場周辺の大混雑は避けられません。
「人混みを避けて、無料でゆったりと花火を鑑賞したい…」「花火後の帰宅ラッシュをスムーズに乗り切りたい」――そんなお悩みを抱えていませんか?
この記事では、花火の魅力はそのままに、大混雑を避けて鑑賞できる地元の穴場スポットを厳選してご紹介します。
さらに、花火大会終了後の混雑回避に役立つアクセス裏ワザまで徹底解説。事前の準備と知識で、最高の花火体験を手に入れましょう!
よこすか開国花火大会2025:無料のおすすめ穴場スポットと混雑回避のコツ!
1. よこすか開国花火大会2025 開催概要
(花火のイメージ写真)
横須賀の秋を彩る一大イベントの基本情報を確認しておきましょう。
【よこすか開国花火大会2025 開催概要】
■ 大会名:よこすか開国花火大会2025
■ 開催日時:2025年10月5日(日)17:55~18:30(予定) ※荒天中止(順延なし)
■ 打ち上げ数:約1万発(三浦半島最大級)
■ 主な観覧場所:うみかぜ公園、三笠公園 ほか
■ 打ち上げ場所:横須賀新港沖
■ 主催:一般社団法人横須賀市観光協会 ほか
花火はわずか35分間と凝縮されているため、開始時間に間に合うよう、早めの行動が鉄則です。
2. 【要注意】花火大会当日の混雑状況と混雑予想
よこすか開国花火大会は、横須賀最大の観覧者数を誇ります。
特に今年は、米海軍横須賀基地の一部が開放される「日米親善ヨコスカフレンドシップデー」が同日開催されるため、例年以上の混雑が予想されます。
● 例年の混雑状況と今年の特徴
■ 人出:例年約18万人が来場します。
■ 最大の要因:昼間の「フレンドシップデー」来場者がそのまま花火鑑賞に流れ込むため、昼過ぎから夜まで横須賀中央駅周辺は非常に混雑します。
■ 特に混雑が予想される時間帯と場所:
▽ 16:00以降:メイン会場(うみかぜ公園、三笠公園)への入場待ちや場所取りで周辺道路・歩道が大混雑します。
▽ 18:30以降(終了直後):京急線横須賀中央駅への帰宅客で、駅の入場制限や大行列が発生します。
メイン会場での鑑賞を希望する場合は、当日の午前中には現地に到着し、場所取りを済ませておくことをおすすめします。
3. 【無料】おすすめ穴場観覧スポット
人混みを避け、無料で快適に花火を鑑賞できる穴場スポットをご紹介します。
移動時間や花火の見え方を考慮して場所を選びましょう。
▷ A. 高台から見下ろす穴場スポット(全体を堪能したい方へ)
● 3-1. 平和中央公園
■ 特徴:
横須賀中央駅から少し離れた高台に位置するこの公園は、
まさに人混みを避けたい大人のための特等席です。
打ち上げ場所から距離があるため、花火の音が鼓膜を破るような迫力はありませんが、その代わりに視界を遮る建物が少なく、横須賀の街並みの向こうに約1万発の大輪が咲き乱れる全景を、ゆったりとした空間で独り占めできます。
メイン会場の喧騒を離れ、夜景と花火のコラボレーションを優雅に楽しみたいカップルやご夫婦に最適です。
■ 注意点:
打ち上げ場所からは距離があるため、迫力よりも全体的な美しさを重視する人向けです。
公園までの上り坂はありますが、帰宅時の混雑回避に非常に有利な立地です。
■ 所在地:
神奈川県横須賀市深田台
● 3-2. 横須賀市役所 駐車場周辺
■ 特徴:
横須賀中央駅にほぼ直結しながらも、意外と知られていない都心型の穴場スポットです。
市役所の周辺や立体駐車場は交通規制エリアから外れており、周辺の高層ビル群が少ないため、視界の抜ける場所を探せば、花火の頭の部分が綺麗に見えます。
短時間で移動したい、あるいは駅の近くで待機しながら花火の始まる直前に観覧場所を確保したいという、時間効率を重視する観覧者に人気の無料スポットです。
■ 注意点:
建物の影に隠れてしまうエリアもあるため、事前に現地で花火が見える方角(海側)をチェックしておきましょう。
あくまで周辺の道路や広場からの観覧となります。
■ 所在地:
神奈川県横須賀市小川町11
▷ B. 海沿いでゆったり見られる穴場スポット(迫力重視の方へ)
● 3-3. うみかぜ公園 西側エリア
■ 特徴:
花火のメイン会場である「うみかぜ公園」ですが、打ち上げ場所に近い護岸の東側が有料観覧席となるのに対し、そこから離れた西側(横須賀新港寄り)のエリアは、無料で楽しめる最後の砦です。
打ち上げ場所が近いため、尺玉の爆発音やスターマインの迫力を体全体で感じたい方には最適。
ただし、人が集まりやすい場所であることには変わりないので、無料で最高の迫力を求めるなら、少し早めの場所取りが必要です。
■ 注意点:
開始直前は非常に混雑します。有料観覧席との境界線付近は警備員が多く、ルールが厳格です。
場所取りの際は、荷物を広げすぎないなどマナーを守りましょう。
■ 所在地:
神奈川県横須賀市平成町3-23(うみかぜ公園内)
● 3-4. 大津地区1号護岸遊歩道(大津港新堤防)
■ 特徴:
京急堀ノ内駅から海へ向かって歩くこのルートの先に待つのは、地元住民に愛される隠れた穴場の海沿いスポットです。
打ち上げ場所からは多少離れますが、海に面した遊歩道からは視界を遮るものが一切ありません。
花火の光が静かな海面に美しく反射する様子は、メイン会場では見られない幻想的な光景です。
比較的ゆったりと鑑賞でき、帰宅時も横須賀中央駅の大混雑を避けられるため、落ち着いた花火鑑賞を望む家族連れにおすすめです。
■ 注意点:
堀ノ内駅から徒歩で約20分ほどかかります。
周辺にはコンビニなどが少ないため、飲食物は事前に準備していく必要があります。
■ 所在地:
神奈川県横須賀市大津町2-59付近
● 3-5. 横須賀港ターミナルビル 沖側
■ 特徴:
打ち上げ場所である横須賀新港沖に比較的近く、本来は抜群のロケーションです。
ターミナルビルの周辺の歩道や公共スペースから、花火が海から立ち上がるような迫力ある景色を狙うことができます。
多くの人が三笠公園方面に流れるため、こちらは人出が少なく、知る人ぞ知る無料の穴場として活用されてきました。
■ 注意点:
過去には一部エリアで観覧不可となった実績もあるため、
当日の規制情報を必ず確認してください。
また、埠頭周辺は夜間の照明が少ないため、足元に注意が必要です。
■ 所在地:
神奈川県横須賀市新港町1-12(ターミナルビル周辺)
▷ C. 遠方からでも楽しめる穴場スポット(徹底的に混雑を避けたい方へ)
● 3-6. 馬堀海岸
■ 特徴:
京急馬堀海岸駅からすぐの海岸線は、「混雑とは完全に無縁」を望む観覧者にとって最良の選択肢です。
打ち上げ場所からは距離がありますが、視界が開けた海岸線のため、水平線の上に花火が開花する様子をしっかりと確認できます。
駅からのアクセスが良く、花火終了後はスムーズに電車に乗れるため、小さな子供連れや、横須賀中央駅周辺の大混雑を徹底的に避けたい旅行者におすすめの無料エリアです。
■ 注意点:
花火の迫力や音の響きは期待できません。
遠方から全体像をゆったりと鑑賞する場所と割り切って利用しましょう。
■ 所在地:
神奈川県横須賀市馬堀海岸4-1
● 3-7. 野比海岸
■ 特徴:
馬堀海岸よりもさらに南、京急YRP野比駅から徒歩圏内にあるこの海岸は、静かに花火を鑑賞できる究極の穴場の一つです。
波の音を聞きながら、遥か遠くの夜空を彩る光と、わずかに遅れて届く花火の音を楽しむことができます。
人ごみが苦手な方や、花火を背景にロマンチックな時間を過ごしたい方に最適な、無料で静かな鑑賞スポットです。
■ 注意点:
非常に遠方となるため、視力に自信がない場合は双眼鏡などを持参すると良いでしょう。
冷え込む可能性があるため、防寒対策は万全に。
■ 所在地:
神奈川県横須賀市野比2-25-1付近
4. 絶対に役立つ!混雑回避の「裏ワザ」とコツ
花火大会でのストレスの多くは、移動時と観覧時の混雑に起因します。
約18万人が集まる横須賀の夜をスムーズに楽しむために、「行き」「観覧中」「帰り」それぞれのフェーズで役立つ具体的な裏ワザをご紹介します。
● 4-1. 【行き】アクセス・移動編:横須賀中央駅を避ける!
メイン会場の最寄り駅は横須賀中央駅ですが、同日開催の「フレンドシップデー」の影響で、昼過ぎから夕方にかけて非常に混み合います。
■ 裏ワザ①:京急「県立大学駅」を利用する
メイン会場のうみかぜ公園から徒歩圏内ですが、横須賀中央駅よりも利用者が分散するため、駅構内の混雑や改札待ちの列が格段に緩和されます。
徒歩時間はほぼ変わらないため、こちらを積極的に利用しましょう。
■ 裏ワザ②:京急「堀ノ内駅」を利用する
大津地区1号護岸遊歩道などの穴場スポットで鑑賞する場合に便利な駅です。
横須賀中央駅とは花火客の流れが異なるため、駅の入場規制に巻き込まれる可能性が低いです。
駅から会場までの道順も比較的単純です。
■ 裏ワザ③:横須賀中心部を迂回するバス路線を活用
時間に余裕があれば、JR横須賀駅を経由するバス路線を利用し、京急線一極集中を避けるルートも有効です。
バスは渋滞する可能性がありますが、京急の混雑を完全に回避できます。
● 4-2. 【観覧中】快適に花火を楽しむコツ
せっかく穴場を確保しても、観覧中のマナー違反やトラブルで台無しになることがあります。
■ コツ①:場所取りは最小限のスペースで
うみかぜ公園など、人が集まる無料観覧エリアでは、一人あたりのスペースを広げすぎないのがマナーです。
花火大会当日は、レジャーシートを広げられるエリアに制限が設けられることが多いです。
ルールを破ると撤去の対象になるため、当日朝のルールを確認しましょう。
■ コツ②:三笠公園の情報に注意
三笠公園は例年人気のスポットですが、2025年も公園内の工事状況によっては観覧エリアが限定される可能性があります。
現地に着いてから「見えない」とならないよう、事前の公式サイト情報チェックが必須です。
■ コツ③:寒さ対策と視界確保
10月上旬の海沿いは日が落ちると急激に冷え込みます。ブランケットや上着は必須です。
また、後方の人の迷惑にならないよう、背の高い椅子や三脚の使用は控え、座って鑑賞することが混雑時の基本マナーです。
● 4-3. 【帰り】帰宅時の大混雑を回避する裏ワザ
花火大会終了後の18:30から19:00にかけては、年間でも最大級の大混雑が発生します。
■ 裏ワザ④:時間差退場をする
花火が全て終わった直後に動くのは厳禁です。
会場周辺の飲食店やコンビニ、または公園で30分から1時間ほど時間を潰しましょう。
ピークを過ぎると、駅への入場待ちの列が劇的に短縮され、精神的な疲労を大きく減らせます。
■ 裏ワザ⑤:JR横須賀駅を利用する(徒歩ルート)
京急横須賀中央駅の混雑がひどい場合、思い切ってJR横須賀駅まで徒歩で移動しましょう。
約20~25分かかりますが、京急線からJR線に乗り換える利用者が少なく、JR線からは座って帰れる可能性も高まります。
■ 裏ワザ⑥:堀ノ内駅・県立大学駅で遠方の電車を待つ
帰りの電車でも、横須賀中央駅から乗ると満員電車になる可能性が高いです。
県立大学駅や堀ノ内駅まで歩き、そこから乗車することで、少しでも座席に近い位置を確保でき、混雑を避けて快適に帰宅できます。
5. その他情報:有料観覧席(一般協賛観覧席)について
無料の穴場にこだわらず、快適な観覧を最優先したい方は、一般協賛観覧席の利用を検討しましょう。
■ 場所:うみかぜ公園の一部エリアに設置されます。
■ 形式:2025年は原則、中止時の払い戻しがない「一般協賛観覧席」としての販売です。
■ 販売:一般受付は例年9月1日(月)から開始されます。詳細は必ずよこすか開国花火大会公式サイトをご確認ください。
6. まとめ
よこすか開国花火大会2025は、単なる花火大会ではありません。
三浦半島最大級の1万発が、秋の澄み切った横須賀の夜空に、鮮やかな光と轟音のドラマを繰り広げます。
この感動的な時間は、わずか35分間。そして、この特別な一日は、「日米親善ヨコスカフレンドシップデー」という異文化の賑わいと重なることで、忘れられない体験となるでしょう。
しかし、その感動を曇らせてしまうのが、18万人という圧倒的な人出と、それに伴う大混雑です。
最高の花火体験は、事前の「計画」によって手に入れることができます。
この記事でご紹介した無料の穴場を選ぶことで、メイン会場の喧騒から離れ、夜景や海面に映る花火といった横須賀ならではの贅沢な絶景を独占できます。
そして何より、横須賀中央駅の混雑を回避する「裏ワザ」を知っているかどうかが、帰宅後の満足度を大きく左右します。
さあ、開催日の10月5日(日)に向けて、今日から準備を始めましょう。穴場スポットと帰宅ルートを地図で確認し、防寒対策を万全に。
綿密な計画という名のチケットがあれば、あなたは今年の横須賀花火の真の特等席に座れます。
秋の夜空に咲き誇る大輪の花々が、あなたにとって最高の思い出となることをお祈りしています。