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清凉寺のお松明式2017。屋台あり。

清凉寺は、京都市右京区にあるお寺です。
嵯峨釈迦堂の名でも知られています。

毎年3月15日には、京都三大火祭の1つが開催。
清凉寺のお松明式が、行われます。

この清凉寺の開基は奝然(ちょうねん)、開山は弟子の盛算(じょうさん)です。
(開基は創立した人、開山は初代住職の事)

盛算が釈迦如来像を安置して、棲霞寺の境内に建立したのが始まりだと伝えられています。

本尊の釈迦如来像は、国宝です。
創建当時より紛失や焼失する事なく伝わっています。

この釈迦如来像は、インド→ 中国→日本と三国を受け継いだ事から、三国伝来の釈迦像とも呼ばれている像です。

そんな清涼寺で、冒頭に書いたお松明式が行われます。

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清凉寺のお松明式。見所や燃え上がる様子

清凉寺のお松明式

清凉寺のお松明式は、釈迦が荼毘(※)に付される様子を再現したものです。
(荼毘とは、簡単に言えば火葬の事)
松明(たいまつ)の炎の燃え方により、米の豊凶を占います。

京都三大火祭(※)の最初の行事です。
(残り2つは、8月の五山送り火と10月の鞍馬の火祭)

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お松明式の見所は、巨大な松明が燃え盛る様子が見られる事。
松明の大きさは、なんと10メートルほどあります。

あまりにも大きすぎるので、設置するにはクレーン車が必要です。
巨大松明は三本立てられ、それぞれ早稲・中稲・晩稲に見立てられています。

巨大松明が立って準備が完了したら、あとは夜を待つだけです。
夜には松明周辺に屋台も出店され、火が付けられる前から盛り上がっています。

観光客も多いのですが、どちらかと言えば地元の人達の方が多いのかも。
夜に行われる行事、しかも場所は嵐山嵯峨野。
アクセスの関係で、地元の人が多いのは、当たり前と言えば当たり前ですね。

巨大松明が燃え盛る姿を近くで見たい人は、屋台もそこそこに切り上げて、早めに場所取りをした方がいいかもしれません。

ベストポジションを確保したいのなら、1時間ぐらい前から観賞場所を決めて取っておきましょう。

清凉寺のお松明式、燃え上がる様子

写真より動画の方が迫力が伝わりそうなので、動画のアドレスを貼っておきます。
見てるだけで、熱くなってきそうです。

これだけ巨大な松明に火を灯すので、消防局の人達も近くで待機しています。
ある意味、危険と隣り合わせの行事なのです。

巨大な松明周辺の屋台では、子供たちが火をそっちのけで、色々なモノを食べたり飲んだりする平和な光景が広がっています。

平和と危険は常に隣り合わせという事です……全然違いますね。

火の近くで観賞すると確かに熱いですが、危険ではありません。
当たり前ですが、大人も子供も安全に楽しめる行事ですよ。

巨大松明が燃える姿は、迫力がありテンションも上がります。
興味がある方は、見に行ってみてはいかがでしょうか。
一見の価値はあると思います。

清凉寺へのアクセス

京都駅からJR嵯峨嵐山駅で下車、徒歩10分~15分で到着します

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(周辺地図)

清凉寺の祭事・行事
清凉寺(嵯峨釈迦堂)の嵯峨大念仏狂言。
嵯峨祭。神幸祭と還幸祭が見応えあり。
清凉寺の夕霧祭。

清凉寺の四季
清凉寺の紅葉、見ごろや現在の状況。庭園で観賞。