京都には、様々な発祥や誕生の地があります。
黒田節誕生の地も、その1つです。
◆黒田節についての簡単な説明◆
黒田節は、福岡県福岡市の民謡です。
黒田節では、次の歌詞が多くの方に知られています。
「酒は飲め飲め飲むならば、日の本一のこの槍を、飲み取る程に飲むならば、これぞまことの黒田武士」
この菓子は、福岡藩の儒学者・貝原益軒が著した「黒田家臣伝」の母里但馬伝の逸話が元になっています。
-終-
今回は、そんな黒田節誕生の地を紹介します。
何かの役に立てば、幸いです。
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黒田節誕生の地の概要
黒田節誕生の地
京都市伏見区にある御香宮神社。
名水「御香水」が人気の神社です。
その周辺を散策していた時の事。
ある立札を発見しました。
黒田節誕生の地の立札です。
黒田節は、福岡県の民謡になります。
その福岡県の民謡の誕生が、なぜ京都の伏見なのでしょうか。
次の様な話が伝わっています。
伏見の桃山にあった戦国大名・福島正則の屋敷。
その屋敷で、酒宴が行われる事になりました。
その酒宴に招待された、黒田家の家臣・母里太兵衛。
正則に、大きな鉢を杯に見立てて、酒を飲む事を勧められます。
初めは断っていた太兵衛ですが、ある条件で飲む事を承諾しました。
その条件とは、正則が豊臣秀吉から賜った槍を頂く事です。
正則は、大杯に注がれた酒を飲み干す事が出来たのなら、太兵衛へ槍を渡す事を約束します。
太兵衛は、大杯に注がれた酒を見事飲み干し、槍を持ち帰りました。
後日槍が惜しくなった正則は、返して欲しいと懇願します。
しかし太兵衛は、槍を返す事はありませんでした。
この槍の名は、「日本号」。
またの名を「飲み取りの槍」と呼ばれている槍です。
日本号と言えば、刀剣乱舞というゲームにも登場する槍です。
ある意味、伏見は日本号の聖地なのかもしれません。
立札以外に、特に何かある訳ではありません。
しかし、日本号好きの方は、機会があれば訪れてみてはいかがでしょうか。
黒田節誕生の地へのアクセス
黒田節誕生の地への行き方です。
近鉄「桃山御陵前駅」下車。
または、京阪「伏見桃山駅」下車。
徒歩約6分~7分で到着します。
(周辺地図)