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法輪寺の十三まいり2017。渡月橋で振り返ってはいけない。

法輪寺、または虚空蔵菩法輪寺は、かなり古い歴史を持つお寺です。
遡れば約1,800年前、三光明星尊を祀っていた葛野井宮に辿りつきます。

葛野井宮の寺域に、木上山葛井寺が建立されたのが和銅6年。
奈良時代の事です。
この木上山葛井寺が、法輪寺の直接の起源と伝えられています。

さらに時代は進み、貞観10年。
葛井寺が法輪寺と改められました。
この時、お寺に祀られたのが虚空蔵菩像です。

虚空蔵菩は、様々なご利益をもたらしてくれます。
そのご利益に、智恵と福徳を授けてくれるというものがあります。

法輪寺の十三まいりの見所。

法輪寺の十三まいりの概要

法輪寺の十三まいりは、春は3月13日~5月13日。
秋は、10月と11月に行われます。

ところで、十三まいり(十三参り)ってご存知ですか?
京都市では、そこそこ有名です。
ただ、全国的にはあまり知られていないかもしれませんね。

十三まいりとは、数え年13歳になった男女が、智恵と福徳がいただけるように虚空蔵菩に祈願する事です。

京都の法輪寺以外でも、虚空蔵菩が祀られているお寺で行われています。
大阪の太平寺や岡山県の不洗観音寺などです。

虚空蔵菩が祀られているのが大前提の行事です。
そのため、知名度は低いのは仕方がないかもしれません。

十三まいりについては、分かったいただけたでしょうか?

ところで、似た様な行事に七五三があります。
こちらの方が、全国的に有名ですね。

七五三は、子供の成長を祝う行事です。
また、お寺ではなく神社へ参拝します。

神社はどこにでもありますし、こちらの方が参加しやすいのは確かです。

話を法輪寺の十三まいりに戻します。

法輪寺の十三まいりは、京都のみならず、近隣からも参拝する人が訪れます。

「難波より 十三まゐり 十三里 もらひにのほる 智恵もさまざま」

この歌は、江戸時代に歌われたものです。
大阪からはるばる法輪寺の十三まいりに、参拝していた事がうかがえます。

十三まいりを行われるお寺の中では、法輪寺が1番有名なのではないでしょうか。

渡月橋で、振り返ってはいけない

法輪寺の十三まいりに、お子さんを連れて行ってみようかな?
そう思っている方に、1つ注意点があります。

それは、参拝した後に渡月橋を渡る場合、渡りきるまで決して後ろを振り返ってはいけないという事です。

振り返ると、せっかく授かった智恵と福徳がこぼれ落ち、無くなってしまうと伝えられています。

振り返ったらダメ系の話は、世界的なあるある話。
ギリシャ神話のオルフェウスの話がそうですよね。

冥界から亡き妻エウリディケを連れ帰ろうとした時の条件が、「地上に到着するまで、決して振り返ってはいけない」でした。

結局振り返ってしまって……。

真実かどうかは別にして、参拝後に渡月橋を渡る時は、念のため振り返らないようにしましょう。

虚空蔵法輪寺へのアクセス

JR京都駅から嵯峨野線に乗車、嵯峨嵐山駅で下車して徒歩8~15分。

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虚空蔵法輪寺関連のページ
虚空蔵法輪寺の針供養は、2015年2月8日に行われます。
虚空蔵法輪寺の芸能上達祈願祭は、2015年3月10日に行われます。