東山にある「ねねの道」を歩いていた時の事です。
御陵衛士屯所跡の石碑を発見しました。
その時の写真は、「御陵衛士屯所跡の石碑」に掲載しています。
御陵衛士についての簡単な説明
御陵衛士は、孝明天皇の陵を守るための組織です。
高台寺塔頭の月真院を屯所として、活動しました。
そのため、別名・高台寺党とも呼ばれています。
伊東甲子太郎が結成した組織です。
伊東は、もとは新選組に所属していました。
しかし、思想の違いから離脱します。
そして、志を同じ者を集めて組織を結成します。
それが、御陵衛士です。
一和同心・国内皆兵・大開国大強国を基本とし、朝廷中心の政体作りを構想していました。
-終-
今回は、そんな御陵衛士の屯所跡の石碑を紹介します。
何かの役に立てば、幸いです。
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御陵衛士屯所跡の石碑の概要
御陵衛士屯所跡の石碑
NHK大河ドラマで、「新選組!」が放送されました。
2004年の作品なので、10年以上前の事です。
久しぶりに、その「新選組!」を一気に見ました。
そのドラマに、伊東甲子太郎が登場。
御陵衛士を結成、そして新選組に斬られていました。
この場面を見て、御陵衛士屯所跡の石碑の事を思い出します。
京都の町を撮影した写真を見返したら、ありました。
御陵衛士屯所跡の石碑です。
高台寺月真院の前に建っています。
御陵衛士の屯所が、月真院にあったためです。
伊藤甲子太郎らが、ここを本拠として活動していました。
伊藤甲子太郎は、近藤勇から酒席で接待を受けた後、油小路木津屋橋で新選組に待ち伏せに遭い謀殺されています。
さらに、伊藤の遺体を引き取りに来た御陵衛士の同志も、新選組隊士により斬られました。
大河ドラマの方では、伊藤と近藤は酒席で和解。
しかし、その帰り先走った新選組の若手隊士達が伊藤を襲撃。
伊藤は、槍で刺殺されていました。
結果、御陵衛士は新選組により、壊滅させられてしまいます。
ドラマを見て改めて思ったのですが、新選組は内輪もめばっかりですね。
ただそれがある意味見所となって、面白いドラマでありました。
「新選組!」、機会があれば見てみて下さい。
そして、ドラマ内に出てくる新選組のゆかりの地を、巡ってみるのも楽しいですよ。
御陵衛士屯所跡の石碑へのアクセス
御陵衛士屯所跡の石碑への行き方です。
京阪電車「祇園四条駅」で下車。
徒歩約15分。
あるいは、市バス「東山安井停留所」で下車。
徒歩約7分。
(周辺地図)