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知恩院の節分と追儺式2020。七不思議で厄払い。

京都市東山区にある知恩院。
浄土宗総本山の寺院です。

国宝の三門が有名な知恩院。
三門の大きさは高さ24メートル、横幅50メートル。

屋根瓦の数は、約7万枚。
現存する日本のお寺の三門の中では、最大の大きさを誇ります。

ところで、知恩院の三門は山門と書かないかご存知ですか。
それは、「空門(くうもん)」「無相門(むそうもん)」「無願門(むがんもん)」からきています。

これら3つを総称して三解脱門と呼ばれ、悟りに通ずる三つの解脱の境地を表わしているそうです。
そこから、山ではなく三という数字を使用して、三門と書くそうです。

そんな知恩院の節分で、追儺式が行われます。
今回は、知恩院の節分と追儺式の紹介です。

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知恩院の節分と追儺式の見所

知恩院の節分と追儺式の概要

知恩院の節分は、平成29年(2017)2月3日に行われる行事です。
この日に午後1時30分頃から行われる追儺式が、他とは少し変っています。

年男が豆を撒くのは、他と一緒の福豆。
ただし、その豆の撒き方が、一風変わっていると評判。

何と、知恩院の七不思議の1つである大しゃくしを持って、豆を撒きます。
この大杓子、長さ2.5m、重さ30㎏もあるまさに巨大な杓子。

普段は全く使用される事はないのですが、この追儺式の時だけ使われます。
大しゃくしにとっても、1年1度の晴れの舞台ですね。

なぜ、大杓子を持って、豆を撒くのでしょうか?
杓子(しゃくし)とは、ご飯や盛ったり、汁をすくったりする道具です。
このすくうという行為が転じて、阿弥陀様の救うを表してると言われています。

知恩院の豆まきは、厄除けの意味だけではなく、阿弥陀様により人々が救いだされるようにという願いもこもっているのです。

ちなみにこの大杓子、普段は大方丈入口の廊下の梁に置かれています。

知恩院までのアクセス

JR京都駅から市バス206系統に乗車。
知恩院前で下車、徒歩5分。

地下鉄の利用する場合は、東山駅で降りて、徒歩8分ぐらいで到着します。