令和2年(2020)の葵祭の行列が、新型コロナウイルスの感染防止のため中止になりました。
葵祭の行列は、「路頭の儀」と呼ばれるものです。
京都御所から出発して、下神神社を経て、上賀茂神社へと練り歩きます。
5月の京都の風物詩となっている行事です。
その路頭の儀が、中止になりました。
また今年は、斎王代も選出されません。
斎王代が選出されず行列も中止なので、「御禊の儀」の取りやめになりました。
御禊の儀は、行列に加わる女性の身を清める行事です。
行列などが感染症で中止になるのは、約1,400年の歴史の中で初めての事です。
もし今年の葵祭の行列を観覧する予定だった方は、今年は上記のような理由で行われないのでご注意下さい。
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葵祭は中止、祇園祭はどうなのか?
祇園祭は決行されるのか?
祇園祭の行列が中止になった事により、今年の祇園祭は決行されるのでしょうか?
現在の所、中止になったという情報が入ってきていません。
ただ、同じ頃に開催予定だったオリンピックが中止になっています。
その事から考えると、3ヶ月先の7月に行われる祇園祭も中止になる可能性があります。
中止にならないまでの、葵祭のように縮小はありえます。
宵山や山鉾巡行など、混雑する行事は中止になるかもしれません。
私は、毎年祇園祭を楽しみにしている1人です。
しかし今年は、中止の可能性も覚悟して7月まで過ごす事にします。
ちなみに祇園祭は、都に疫病が流行した時に厄災除去祈願で行われたのが由来です。
新型コロナウイルスが流行している現在、祇園祭の本来の趣旨から考えると実施するのが正解となります。
そうは言っても、実際の問題として、新型コロナウイルスの流行が収まらなかったら、開催は難しいですよね。
1日でも早く新型コロナウイルスが終息するのを、祈るばかりです。