四条大橋の北東側に、ある像が立っています。
出雲の阿国の石像です。
◆出雲の阿国についての簡単な説明◆
ややこ踊りを基にして、かぶき踊りを創始した人物です。
その事から、歌舞伎の元祖と言われてます。
出雲国杵築中村の里の鍛冶中村三右衛門の娘ではないかと伝わっていますが、詳しい事は分っていません。
阿国は、出雲大社の巫女で一座を率いて上洛します。
そして、慶長八年に四条河原で「かぶきおどり」を披露しました。
その後、北野天満宮の定舞台で名声を得ます。
人気になった一座は、各地を巡業しました。
しかし、江戸時代に入り、女歌舞伎禁止令が出ます。
それにともない、阿国は踊りを披露する場を失いました。
晩年は、出雲に返り出家。
尼僧となって、生涯を終えたと伝えられています。
-終-
今回は、そんな出雲の阿国の石像を紹介します。
何かの参考になれば、幸いです。