八坂神社を訪れた時、忠盛灯篭を見てきました。
忠盛灯篭は、八坂神社の境内にある燈篭です。
この燈篭の写真は、「忠盛灯篭」に掲載しています。
ちなみに忠盛とは、平忠盛の事です。
◆平忠盛について◆
平忠盛は、平安時代末期の伊勢平氏の棟梁です。
平清盛は、忠盛の息子にあたります。
北面武士・追討使として白河院政・鳥羽院政を支えました。
また、平家繁栄の基礎を築いた人物として、名をはせています。
伊勢平氏で初めて昇殿(※)を許された人物としても有名です。
(※内裏清涼殿の南廂にある殿上の間に昇る事を許された事)
歌人としても知られており、家集『平忠盛集』を遺しています。
-終-
今回は、そんな平忠盛にゆかりがある灯篭を紹介します。
何かの参考になれば、幸いです。
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忠盛灯篭の見所
忠盛灯篭
八坂神社の東側。
そこに、忠盛灯篭があります。
こちらが、忠盛灯篭です。
見た目は、普通の灯篭と変わりありません。
それでは、なぜ忠盛灯篭と呼ばれているのでしょうか。
この燈篭には、次のような話が伝わっています。
◆忠盛灯篭にまつわる話◆
永久年間の頃の話です。
白川法皇が、五月雨の降る夜に、祇園女御の許へ赴きました。
その途中、鬼のようなものに出くわします。
白川法皇は、平忠盛にそれを討ち取るように命じます。
命を受けた平忠盛は、鬼らしきものが出た場所へと行きました。
しかし、いきなり討ち取る事はせず、正体を見定める事にします。
そして、鬼のようなものの生け捕りの成功。
正体は、燈篭に燈明を献ろうとしていた祇園の社僧でした。
手に持っていた松明の光が、雨を防ぐ為に被っていた蓑を光らせて、鬼のようにみえたのでした。
冷静に鬼の正体を見破った忠盛を、人々は感嘆したそうです。
-終-
この話に出てきた灯篭が、写真の灯篭と伝わっています。
ちなみに忠盛灯篭は、八坂神社の七不思議の1つです。
八坂神社の七不思議の1つと聞いた時に、正体がすでに分かっているのに七不思議なの?と思ったのを覚えています。
また、この忠盛灯篭は、「ぬらりひょんの孫」という漫画にも登場します。
ある意味、「ぬらりひょんの孫」の聖地ですね。
八坂神社を訪れれば、誰でもこの灯篭を見る事が出来ます。
八坂神社を参詣した時に、見てみて下さい。
八坂神社の駐車場
八坂神社には、常磐新殿駐車場という駐車場が存在しています。
普通車約40台が、1時間600円で駐車可能です。
八坂神社へのアクセス
八坂神社への行き方です。
京都駅から市バス206番に乗車。
祇園停留所で下車して徒歩1分。
京阪祇園四条駅からだと、四条通を東へ徒歩5分。
阪急河原町駅からでは、四条通を東へ徒歩8分です。
(周辺地図)
八坂神社の関連情報
・八坂神社の御朱印と御朱印帳。
八坂神社の行事・祭事
・八坂神社で初詣。参拝時間や夜の混雑具合。
・八坂神社の節分祭。舞妓の奉納舞踊あり。