正覚庵を訪れて、筆塚を見てきました。
そして、境内の新緑とさつきも楽しみました。
正覚庵の新緑の写真は、「正覚庵の新緑とさつき」に掲載しています。
正覚庵は、京都市東山区にある東福寺の塔頭です。
東福寺境内の南に建っています。
◆正覚庵について◆
正覚庵は、伊達政依によって創建されました。
伊達政依は、鎌倉時代の武将です。
筆供養で有名なお寺です。
その事から、別名「筆の寺」とも呼ばれています。
境内には、多数の筆塚が存在している事で有名です。
毎年11月23日(勤労感謝の日)には、筆供養が行われます。
正覚庵の行事の中でも、大きな行事です。
この日は、普段非公開の本堂や庭も、拝観出来ます。
筆供養については、下記を参照して下さい。
-終-
今回は、そんな正覚庵の新緑とさつきを紹介します。
何かの参考になれば、幸いです。
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正覚庵の新緑とさつきの見所
正覚庵の新緑とさつき
京阪電車「鳥羽街道駅」から、東福寺へと向かいました。
もちろん、JR・京阪「東福寺駅」からも行く事が出来ます。
今回、鳥羽街道駅から行ったのには、理由があります。
それは、正覚庵に立ち寄ろうと思ったためです。
正覚庵は、東福寺の南ある六波羅門の近くにあります。
そのため、鳥羽街道駅からの方がアクセスしやすいです。
正覚庵です。
さつきが、綺麗に咲いていました。
ここのさつきは、咲き始めといった感じです。
ちなみに奥の石碑は、「西山翠嶂、西山英雄の筆塚あり」の石碑です。
確かに、正覚庵の境内には、両氏の筆塚がありました。
★正覚庵の筆塚。
境内に、入りました。
真ん中の石は、筆塚です。
この他にも、境内には複数の筆塚が存在します。
新緑を期待していた訳ではなかったのですが、思った以上に綺麗でした。
正覚庵の本堂です。
筆を使って書いた字が上手になるように、お願いしました。
本堂の東側の新緑です。
奥は立ち入り禁止なので、行く事が出来ません。
写真の左の石碑は、「一日不作、一日不食(※)」の石碑です。
(※一日はたらかざれば、一日食らわず)
これは、唐代の名僧・百丈懐海の言葉です。
次のような話が伝わっています。
◆百丈懐海の逸話◆
百丈懐海は、八十歳になっても、毎日作務を休まず行っていました。
それを心配した弟子は、作務の道具を隠して、百丈を休ませようとします。
作務の道具がなかったので、やむなく作務を中止した百丈。
その代わり、百丈は食事を一切とらなくなってしまいます。
弟子がなぜ食事をとらないかと百丈に尋ねると、「一日不作、一日不食」という答えが返っています。
禅門にとって、作務も修行の一つです。
なすべき修行も果たしていないのに、食事を頂戴する事は出来ない。
そんな禅者の心の在り方を示した言葉です。
-終-
正覚庵は、筆の寺と呼ばれるお寺です。
筆関連で、何か上達したい事がある方。
正覚庵へ、訪れてみませんか?
観光客も少なく、ゆったりと出来るお寺ですよ。
正覚庵の駐車場
東福寺の無料駐車場を利用する事が可能です。
紅葉の時期以外は、それ程混雑する事はありません。
正覚庵へのアクセス
正覚庵への行き方です。
京阪電車もしくはJR「東福寺駅」で下車。
そこから、徒歩約10分。
正覚庵へ到着です。
行き方は、ほぼ東福寺と一緒です。
東福寺のアクセス方法も、参考にしてみて下さい。
☆東福寺へのアクセス。京都駅からの行き方。駐車所はあり。
(周辺地図)