泉涌寺は、京都市東山区にある寺院。
京都では、七福神めぐりのお寺としても有名です。
空海がこの地に草庵を結び、法輪寺と名付けたのが始まりと言われています。
ただし、泉涌寺が開山と仰いでいるのは、鎌倉時代の俊じょうです。
真言宗泉涌寺派の宗祖される人物で、月輪大師とも呼ばれています。
そんな泉涌寺で、涅槃会が行われます。
涅槃会とは、お釈迦さまが入滅した日に行われる法要の事。
全国のお寺で行われますが、泉涌寺の場合、日本一大きな涅槃図を見る事が可能です。
【スポンサーリンク】
泉涌寺の涅槃会が開催
泉涌寺の涅槃会
泉涌寺の涅槃会は、3月14日・15日・16日に行われます。
法要の場所は、仏殿です。
泉涌寺の涅槃会の特徴は、何といっても日本一の大きさの涅槃図を見る事が出来る事です。
その大きさは、縦16メートル、横8メートル。
余りに大きすぎるため、仏殿に掛けられる時は、天井と床にはみ出てしまいます。
涅槃図とは、お釈迦さまが亡くなられる様子を描いた絵画。
横たわったお釈迦様の周りには、諸菩薩や十二支などの畜生、そしてお釈迦様の生母である摩耶夫人が描かれています。
泉涌寺の涅槃図は、江戸中期に明誉古かん上人によって描かれました。
巨大な涅槃図を一目見たい方は、ぜひ泉涌寺へ訪れて下さい。
一見の価値はあると思います。
泉涌寺へのアクセス
京都駅から市バス208に乗車、泉涌寺道で下車して徒歩7分。
