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誓願寺の扇塚。

誓願寺の扇塚を、見てきました。
誓願寺の扇塚の写真は、「誓願寺の扇塚」に掲載しています。

誓願寺は、京都市中京区にあります。
新京極の繁華街の中にあるお寺です。

多くの歴史上の人物との縁があるお寺でもあります。
清少納言、和泉式部、松の丸殿などです。

女性達から信仰を集めて事から、誓願寺は女人住生の寺とも呼ばれています。

また、誓願寺の第五十五世法主「安楽庵策伝上人」は、とても優れた説教師でした。

この説教が、笑いを含めた分かりやすい説教と、評判を呼びます。
策伝上人の説教は、「醒睡笑」という書物になりました。

「醒睡笑」は、後に落語のネタ本になった書物です。
この事から、策伝上人は落語の祖と呼ばれます。

そして、誓願寺は落語発祥の地となったのです。

他にも、誓願寺は、謡曲「誓願寺」の舞台です。
この縁で、境内には扇塚が建てられました。

今回は、誓願寺の扇塚を紹介します。
何かの参考になれば、幸いです。

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誓願寺の扇塚の概要

誓願寺の扇塚の見所

誓願寺は、新京極の繁華街にあります。
新京極の中にある寺社の中でも、観光客はそれ程多くありません。

いつ訪れても、比較的ゆったりと境内を見る事が出来ます。
また、御朱印を頂くのにも、あまり待つ事はありません(※)

(※誓願寺の御朱印については、こちらを参考にして下さい。
誓願寺の御朱印と御朱印帳。

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誓願寺の到着しました。
誓願寺と書かれているので、迷う事はないです。

また、門前の顔ハメ看板が目印になります。
顔ハメ看板に顔を入れて写真を撮るのが、流行っていると聞きました。

しかし、誓願寺で顔ハメ看板に顔を入れて写真を撮っている人を、見た事がありません。

もちろん、私もハメません。
そういう訳で、門をくぐって中へと入りました。

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誓願寺の扇塚です。
門を入って右側の場所に、建てられています。

世阿弥作の謡曲「誓願寺」。
和泉式部と一遍上人が主役の物語です。

この謡曲の中で、和泉式部は歌舞の菩薩となって現れます。
その事から、多くの舞踊家が、誓願寺へ参詣したそうです。

そして、舞踊家の中で、泉式部信仰が生まれます。
その信仰は、現在まで続いています。

誓願寺に扇塚が建てられたのは、このような歴史があったからです。
芸道上達を祈願して、今でも多くの芸能関係者が扇子を奉納します。

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特に芸事をやっている訳ではないのですが……。
扇塚の前で祈願しました。

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扇塚の前に、ちょこんと鎮座しているお地蔵さまです。
こちらにも、手を合わせました。

表情がとても素敵なお地蔵様です。
見ているだけで、和みました。

この後、本堂へ入って、本尊の前でも手を合わせます。
そして、誓願寺を後にしました。

誓願寺の駐車場

誓願寺には、駐車場がありません。
公共交通機関をご利用下さい。

誓願寺へのアクセス

誓願寺への行き方です。

京都駅前から市バス205系統か17系統に乗車。
「「河原町四条」か「河原町三条」の停留所で下車。

そこから、徒歩約5分~7分。
誓願寺へ到着です。

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(周辺地図)

誓願寺の関連情報
誓願寺の除夜の鐘。