斎宮行列は、野宮神社で行われる行事です。
野宮神社は、京都市右京区にあります。
斎宮行列の斎宮は、斎王の事です。
斎王とは、新たに天皇が即位すると伊勢神宮に遣わされた女性の事。
この女性は、未婚の内親王や女王達です。
天照大神の御杖代として伊勢神宮に遣わされる事となります。
斎王の歴史は長く、飛鳥時代には確率されていました。
南北朝時代の後醍醐天皇頃まで、約64人が遣わされたそうです。
また斎宮は、伊勢にある斎王の御所の名でもあります。
都から伊勢の斎宮へ向かう旅。
この旅は、斎王群行と呼ばれています。
そして、斎王群行を嵐山で再現したのが斎宮行列です。
今回は、野宮神社の斎宮行列を紹介します。
何かの役に立てば、幸いです。
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野宮神社の斎宮行列の見所
野宮神社の斎宮行列の概要
野宮神社の斎宮行列は、10月に行われる行事です。
今年の開催は、平成30年(2018)10月21日。
時間は、12時から。
誰でも無料で観覧可能です。
雨天の場合は、中止になります。
順延や延期ではありませんので、ご注意下さい。
嵐山で斎王群行を再現したのが斎宮行列。
華やかな装束に身につけた人々が、嵐山を歩きます。
この行列の中でも、見所は斎王代でしょう。
ある意味主役です。
第一代斎宮代を務めたのが、佐藤美乃里さん。
そして、第十代斎宮代が井上弘子さん。
第十五代斎宮代・吉田佳菜さんと続いて、第十七代斎宮代の懸野安澄さんまでがHPで紹介されています。
歴代の斎宮代が、見る事が可能です。
気になる方は、野宮神社のHPをチェックしてみて下さいね。
斎宮行列の参加者の一般公募
斎宮行列の特徴の1つに、参加者の一般公募があります。
地元や関係者の方が参加するイメージがある京都のお祭りの行列。
しかし、斎宮行列では、地元や関係者以外でも参加可能です。
参加費は、役柄によって異なります。
女官:3万円、文官武官:3万円、文官(騎乗)20万円。
物忌(小学生):2万円、稚児:5,000円。
記念品や昼食付きです。
参加費が、高いか安いかは、人それぞれ。
ただ、良い思い出になる事は間違いありません。
開催の年の、8月下旬頃まで応募しています。
斎宮行列の流れ
斎宮行列の当日の大きな流れは、以下の通りです。
野宮神社を正午に出発。
JR嵯峨嵐山駅から天龍寺前を通ります。
渡月橋往復(中之島公園)して、嵐山通船北乗船場に到着。
13時30分の予定です。
中之島公園では、斎宮行列の記念撮影が行われます。
その後、14時から御禊の儀。
そして、平安雅楽会による舞楽胡蝶の奉納。
終了です。
野宮神社の駐車場
野宮神社には、駐車場はありません。
公共交通機関を利用して下さい。