六角堂は、京都市中京区にあります。
正式名称は、頂法寺。
縁結びにご利益があると、京都の中でも有名なお寺です。
聖徳太子が建立したと伝えられています。
なぜこの地に、お寺を建てたのでしょうか?
聖徳太子がまだ幼かった頃。
淡路島の岩屋浦で、漂流した如意輪観音像を発見しました。
太子は、この像を持ち帰り持仏とします。
その後、太子は物部守屋の討伐にあたった際、如意輪観音像に「勝った暁には、四天王寺を建立いたします」と勝利を祈願。
見事、物部守屋に勝利しました。
太子は誓いを守るために、四天王寺建立のための用材を求め、この地を訪れます。
ある日、泉で沐浴をするために、多良の木の枝に如意輪観音像をかけた所、像が急に重くなり動かなくなってしまいました。
その夜太子の夢の中に、如意輪観音が現れます。
「7世に渡って太子の守り本尊として守護してきたが、今後はこの地に留まって衆生の救済をしたい」
そう告げられた太子は、この地に御堂を建てる事に決めました。
そこへ1人の老翁がやってきたので、太子がお堂を建てるのに相応しい木がないか尋ねた所、紫の雲がたなびく霊木が生えている場所を教えてもらます。
その木を使用して、この地に六角のお堂を建て、如意輪観音像を安置。
それが、紫雲山頂法寺(六角堂)の始まりです。
さて、そんな六角堂で、夜の特別拝観が行われます。
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六角堂で花と光の幻想的な空間を体感
六角堂夜の特別拝観
六角堂の境内が、華やかないけばなの作品に彩られ、美しくライトアップ。
幻想的な空間を、体感する事が出来ます。
なぜ、いけばなの作品が境内に展示されるのか?
それは、この六角堂がいけばな発祥だからです。
山門・本堂・池の周りに、池坊由紀氏のいけばなが配置され、いつもとは違った六角堂を見る事が出来ます。
夜の特別拝観期間は、平成28年(2016)4月15日から4月17日までの3日間。
拝観が無料というのも、嬉しいです。
六角堂は縁結びのお寺
六角堂は、縁結びのお寺としても有名です。
本堂前に植えられている柳。
この柳は、縁結び柳と呼ばれています。
良縁を祈願すると、その願いが叶うそうです。
祈願の仕方は、おみくじを柳の枝2本に結びつけます。
後は、良い縁に恵まれるように祈願するだけです。
夜の拝観期間は、期間限定カラーの鳩おみくじが登場します。
色は、春のイメージした桜色。
京都旅行の記念に、鳩おみくじを引いてみるのもいいかもしれません。
もちろんその時は、縁結び柳にきちんと結びつけて、良縁を祈願しましょう。
六角堂までのアクセス
頂法寺(六角堂)までの行き方です。
京都駅から地下鉄に乗車、烏丸御池駅で下車。
5番出口から徒歩約3分。
阪急烏丸駅の21番出口から徒歩約5分。