御池大橋の近くに、ある句碑が建っています。
夏目漱石の句碑です。
句碑がある場所は、御池大橋西側になります。
◆夏目漱石についての簡単な説明◆
夏目漱石は、日本の小説家です。
本名は、夏目金之助といいます。
夏目は、大学時代に正岡子規に出会いました。
そして、彼から俳句を学びます。
大学卒業後は、教師を務めます。
その後、イギリスへと留学。
帰国後、東京帝国大学の講師をしながら、雑誌「ホトトギス」にて「吾輩が猫である」を発表します。
この作品の後も、「坊っちゃん」や「倫敦塔」などの作品を執筆しました。
-終-
今回は、そんな夏目漱石の句碑を紹介します。
何かの役に立てば、幸いです。
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夏目漱石の句碑の概要
夏目漱石の句碑
京都市役所に向かっていた時の事です。
御池大橋を、東から西へと渡りました。
その時に発見したのが、夏目漱石の句碑です。
1966年(昭和41)11月に、「京都漱石の会」が夏目漱石生誕100年の記念として建てました。
「木屋町に宿をとりて川向の御多佳さんに 春の川を 隔てて 男女哉 漱石」
句碑には、このように刻まれています。
漱石が、京都を訪れたの4回です。
1度目は、俳人・正岡子規とともに。
2度目は、朝日新聞で「虞美人草」を連載するために。
3度目は、その2年後の秋。
4度目は、随筆「硝子戸の中」を書き上げた直後です。
夏目漱石は、画家・津田清楓の勧めで、木屋町の旅館「北大嘉」に宿泊していました。
その時、祇園の茶屋「大友」の女将と交友を持ちます。
女将の名は、磯田多佳女です。
ある日、2人の間に溝が出来てしまい、疎遠となりました。
この時に漱石は、宿から多佳女を思いながら発句を送ります。
その発句が、句碑に刻まれた句です。
御池大橋を渡る機会がある方。
ちらっと、夏目漱石の句碑を見てみて下さいね。
夏目漱石の句碑へのアクセス
夏目漱石の句碑への行き方です。
京阪「三条駅」で下車。
歩いて、10分で到着。
あるいは、地下鉄「京都市役所」で下車。
徒歩10分です。
(周辺地図)