京都では、ソメイヨシノが咲き終わった後に、花を咲かせる桜が存在します。
京都でもなくても、どこにでもあるというツッコミが聞こえてきそうですが。
いわゆる、遅咲きの桜というやつです。
遅咲きの桜はいくつもありますが、今回紹介するのは普賢象桜。
(引接寺【千本えんま堂】の普賢象桜)
淡い紅色をした八重咲きの桜で、花の1つ1つが大きいのが特徴です。
開花時期や見頃が4月中下旬と遅いため、ソメイヨシノや紅しだれ桜が散った後に楽しめます。
花名は、普賢菩薩が乗る象の鼻と花の真ん中から突き出ている緑色の雄しべの形が似ている事から付けられました。
本当に、普賢菩薩が乗る象と雄しべの形が似ているのか?
見比べてみたのですが、正直よく分かりませんでした。
今度、普賢象桜を撮影する機会があれば、雄しべをアップで撮影して、普賢菩薩が乗る象の鼻と比べてみたいと思います。
4月中下旬に、京都観光を計画されている方。
これから紹介する場所を訪れた時に、普賢象桜が咲いていたら、雄しべに注目して観賞して下さい。
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京都の普賢象桜
京都で普賢象桜が楽しめる場所
それでは、順番に紹介します。
引接寺(千本えんま堂)
京都の普賢象桜と言えば、真っ先の思い浮かぶのが引接寺。
引接寺より千本ゑんま堂の名の方が、有名かもしれません。
2015年4月12日現在で、咲き始めといった所でしょうか。
4月16日は、ゑんまさまの日として奉納音楽が行われます。
この時に参拝して、音楽と一緒に花も観賞するのも良いかもしれません。
引接寺(千本えんま堂)へのアクセス
千本ゑんま堂への行き方です。
京都駅から市バス206系統に乗車、乾隆校前で下車。
(周辺地図)
二尊院
京都市右京区ある二尊院。
紅葉も有名ですが、しだれ桜が綺麗に咲く事でも人気があります。
この二尊院にも、普賢象桜が植えられており、観賞可能。
しだれ桜が見頃の時期とは開花がズレているため、両方を一緒に見るのが難しいと思います。
二尊院へのアクセス
二尊院への行き方です。
京都駅から電車に乗車、JR嵯峨嵐山駅で下車。
徒歩約10~15分で到着します。
地主神社
京都市の中で、縁結びの神社として有名な地主神社。
意外に知られていないかもしれませんが、桜の名所でもあります。
有名なのが、地主桜。
その桜が見頃を終える頃に、八重咲きの桜が咲きます。
普賢象桜もその1つです。
他にも、同じ時期に松月と呼ばれる桜も開花。
清水寺の境内にある地主神社は、アクセスがしやすいです。
そのため、結構オススメの場所。
4月中旬以降に、地主神社へ行かれる方は、境内をくまなく探してみて下さい。
探すのが面倒な方は、社務所などにいる関係者に場所を聞きましょう。
地主神社へのアクセス
JR京都駅から市バス206・100系統に乗車。
五条坂か清水道(きよみずみち)で下車して、徒歩約10分。
清水寺の舞台横に、地主神社は存在しています。
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