京都旅行のオススメ

京都や他府県の旅行と観光関連の事を書いているブログです。おすすめではない情報もチラホラ。

【スポンサーリンク】

貴船神社の雨乞祭2017。絵馬焼納式も開催。

貴船神社は、京都市左京区にあります。
貴船と書いて、「きふね」と濁らずに読んで下さい。

貴船と名のつく神社は、全国に約450社程存在しますが、京都の貴船神社がその総本社です。
雨を司る龍神「たかおかみの神」を祀っています。

龍神は、雨を降らせたり、また雨を止めたりする神様。
五穀豊穣にはかかせない神様として、古来より崇められています。

そんな貴船神社なので、雨乞祭が開催。
また、絵馬焼納式も同じ日に開催されます。

【スポンサーリンク】



貴船神社の雨乞祭。1年間の適量の雨を祈願

貴船神社の雨乞祭

貴船神社の雨乞祭は、毎年3月9日に開催。
10時から齋行が行われます。
拝観は自由なので、誰でもその様子を見学可能です。

雨の恩恵を願い、五穀が豊かに実るように祈願する祭典。
それが、雨乞祭なのです。

五穀が豊かに実るには、雨が降り過ぎてもダメ。
また、晴天ばかりでもいけません。

晴れの日と雨の日のバランスが重要です。
今年一年よりよい天候でありますようにと、祈るお祭りでもあります。

祭儀は、宮司の「今年一年、五風十雨適度の雨を賜りますように」と祝詞を奏上する事から始まります。

その後、神職らが鈴、鉦、太鼓を打ち鳴らしながら「雨たもれ、雨たもれ! 雲にかかれ、鳴神じゃ」唱え詞を唱え、適度な雨の恩恵を祈願。

百聞は一見にしかず。
貴船神社が、その様子をyoutubeにアップしていました。

この動画を見てもらえれば、祭儀の雰囲気が伝わるのではないでしょうか。
「雨たもれ、雨たもれ! 雲にかかれ、鳴神じゃ」という声が境内に響いています。

あと、何気に気になったのが女性の参拝者が多さです。
貴船神社は、京都中でも縁結びのご利益があると有名な神社。
女性の参拝者が多いのは、その影響もあるかもしれませんね。

貴船神社の絵馬焼納式

貴船神社は、雨乞いの神社です。

平安時代、雨が降って欲しい時は、黒毛の馬を御神前に捧げて祈願。
そして、雨が止んで欲しい時は、白毛の馬か赤毛の馬を捧げられました。

これらの馬は、もちろん本物の馬です。
今とは違い、平安時代の事。
本物の馬が捧げられるのは、当たり前の事だったのでしょう。

しかし、時代が代わり、本物の馬ではなく、木に馬を描いて奉納されるようになりました。
これが、絵馬の始まりだと伝えられています。

貴船神社は、絵馬発祥の地なのです。

そのような事もあり、雨乞祭後に絵馬焼納式が行われます。

一年間に奉納された絵馬が、お焚き上げされます。

貴船神社の雨乞祭が行われる2015年3月9日は、月曜日。
平日なので、参拝出来る人は限られていると思います。

しかし、偶々休みだった場合、参拝してみてはいかがでしょうか。

貴船神社までのアクセス

京都駅から市バス17に乗車、出町柳駅前で下車。
叡山電車に乗り代えて、貴船口駅まで。
そこから、市バス33に乗って、貴船で下車してすぐ。

f:id:sarunokinobori:20150228174443j:plain

貴船口駅からは、徒歩でも貴船神社に行く事が可能です。
ただ、20~30分ぐらいかかるので、ご注意下さい。