宇治浮島に、ある石塔が存在しています。
十三重石塔です。
その写真は、「浮島十三重石塔」に掲載しています。
十三重石塔についての簡単な説明
十三重石塔は、宇治の浮島(※)に建つ石塔です。
(※京都府立宇治公園中の島)
現存する石塔の中で、日本最大の最古の石塔となっています。
建立されたのは、鎌倉時代の事です。
奈良の西大寺の高僧の叡尊によって、建てられました。
宇治川での折衝の罪を戒めた供養塔です。
-終-
今回は、そんな浮島十三重石塔を紹介します。
何かの役に立てば、幸いです。
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浮島十三重石塔の概要
浮島十三重石塔
宇治をぷらぷらと散策していた時の事です。
宇治川に浮かぶ島に、立ち寄りました。
そこで発見したのが、浮島十三重石塔。
日本最大の最古の石塔です。
石塔の高さは、15.2m。
国の重要文化財に指定されています。
この石塔は、宝暦6年(1756)の宇治川の氾濫の時に倒壊。
宇治川の底へと、沈んでしまいました。
それ以降、150年再建される事無く、時が過ぎます。
再建されたのは、明治に入ってからです。
川の中から石の部材を引き上げて、再建されました。
しかし、上から5番目の笠石は、発見されませんでした。
発見されなかった笠石は、どうなったのか?
何と石川五右衛門が、盗んだと伝わっています。
盗んだ笠石は、現在どこにあるのでしょうか?
それは、藤森神社です。
藤森神社の手水舎の水鉢として、現在使われています。
ただ、この話は現在で言う所の都市伝説。
嘘の話です。
なぜなら、石川五右衛門は、豊臣秀吉の時代の人物。
十三重石塔が川底に沈んだのは、江戸時代の話ですから。
しかし、藤森神社の手水舎の水鉢が、十三重石塔の5番目の笠石なのは、本当の話かもしれません。
藤森神社を訪れた時に、手水舎の水鉢を見てみて下さい。
ちなみに私は、実際に藤森神社を訪れて見てきました。
この話は、また次回にでも書きたいと思います。
浮島の駐車場
ありません。
浮島へのアクセス
京阪「宇治駅」で下車。
徒歩約10分で到着。
(周辺地図)