新熊野神社のシンボル大楠。
この樟には、神が宿ります。
◆新熊野神社についての簡単な説明◆
新熊野神社は、京都市東山区今熊野椥ノ森町にあります。
伊弉諾尊が主祭神として祀られている神社です。
新熊野神社の読み方は、「いまくまのじんじゃ」になります。
なぜ、「いまくまの」と読むのでしょうか。
その由来は、紀州の熊野を古い熊野。
京の熊野を新しい熊野という、京の人々の考え方からきています。
創建は、永暦元年(1160)です。
後白河法皇によって、建てられました。
法住寺を住まいにしていた後白河法皇。
この事から法住寺は、「法住寺殿」と呼ばれます。
法住寺殿の鎮守社として建てられた神社があります。
それが、新熊野神社です。
新熊野神社は、応仁の乱以降の戦火により衰退します。
再建されたのが、江戸時代に入ってからです。
境内入り口にある大楠が、神社のシンボルになっています。
樹齢約900年を超える、神が宿る大楠です。
-終-
今回は、そんな樟大権現と樟龍弁財天を紹介します。
何かの参考になれば、幸いです。
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樟大権現と樟龍弁財天の概要
樟大権現と樟龍弁財天。
新熊野神社と言えば、大樟を思い出す方が多いと思います。
その大樟は、一体どれぐらいの大きさなのでしょうか。
その大きさは、こちらです。
境内から枝葉がはみ出る程の大きさになります。
境内から見ると、このような感じです。
この樟は、紀州熊野より運ばれました。
そして、後白河法皇の手により植えられたそうです。
樹齢900年、影向の大樟として自然神信仰の象徴となっています。
樟大権現とも呼ばれる新熊野神社の樟。
現在も成長し続けています。
この樟は、健康長寿や病魔退散にご利益があります。
特に「お腹の神様」として、人気が高いです。
そんな樟の下まで、行ってみる事にしました。
ここが、樟へと続く入口です。
樟の根本に来ました。
樟の真下から、空を見上げます。
枝葉で、空が見えませんでした。
新熊野神社の樟は、樟龍弁財天とも呼ばれています。
弁財天は、財宝をもたらす神様です。
元々はヒンドゥー教の川の神様になります。
日本では、水と緑の深い場所で龍神として祀られる事が多いです。
新熊野神社の樟の巨大な枝。
空飛ぶ龍に見立てられ、龍に乗った弁財天として信仰されます。
この事が、樟龍弁財天の由来です。
新熊野神社の駐車場
新熊野神社には、駐車場があります。
普通車約5台を止める事が可能です。
新熊野神社へのアクセス
新熊野神社への行き方です。
京都駅前から市バス208系統に乗車。
今熊野のバス停で下車、徒歩約3分。
詳しいアクセス方法は、こちらを参考にして下さい。
★新熊野神社へのアクセス。京都駅からの行き方。
(周辺地図)
新熊野神社の祭事・行事
・新熊野神社の夏越の祓と茅の輪くぐり。ぜんざい接待あり。
新熊野神社の四季
・新熊野神社の雪、白く染まる大樟。