醍醐寺で、毎年4月の第2日曜日に行われている豊太閤花見行列(ほうたいこうはなみぎょうれつ)。
名称で分かる人も多いと思いますが、豊臣秀吉と関わりがある行事です。
醍醐寺で、盛大な花見を行う事に執念を燃やした豊臣秀吉。
畿内から取り寄せた桜の木を、境内に約700本も植えたというから驚きです。
この花見には、息子の秀頼や正室の北政所、側室の淀はもちろんの事、三の丸など女房衆も1300人余りが参加。
盛大に花見の宴は、盛り上がったそうです。
私の中で豊臣秀吉は、かなりの派手好きなイメージがあるので、まさに彼らしいエピソードだなと思います。
この盛大な花見にならって、毎年醍醐寺で行われるのが豊太閤花見行列です。
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豊太閤花見行列。醍醐寺で豊臣秀吉がご満悦
豊太閤花見行列
醍醐寺で行われる豊太閤花見行列。
今年の開催日と時間は、第2日曜日の13時から。
醍醐寺の桜の見ごろ時期とは若干ズレていますが、それには理由があります。
花の醍醐と呼ばれる程、京都市の中では屈指の桜の名所。
そんため桜の見ごろには、多くの観光客で混雑します。
そんな中、さらに行事が行われるとなると、警備も観光客も混乱するのは必至。
警備上それでは問題があるので、あえて観光客を分散するように、開催日を桜の時期とはズラしたそうです。
(イメージ画像・写真)
豊太閤花見行列が観賞できる場所は、無料区間と有料区間に分かれています。
三宝院から仁王門までは、無料。
仁王門から金堂までが有料となります。
桜の時期から外れているとはいっても、豊太閤花見行列は人気がある行事なので観光客は多いです。
いい場所で観賞や撮影をしたかったら、場所取りをする必要があります。
1時間から1時間半前には、場所を確保しておいた方が無難ですよ。
豊太閤花見行列ですが、国宝に指定されている三宝院の唐門からスタートです。
子供たちの行列から始まり、護衛の侍、山伏と続きます。
その後、福島正則や京極高次や義演僧正が登場。
名前入りのプラカードを持った人が前にいますので、行列の人間が誰だか分からなくなる事はありません。
安心してご覧ください。
そして、メインの豊臣秀吉の登場です。
とても楽しそうでご満悦な豊臣秀吉を、見る事が出来ますよ。
その後を、北政所や淀殿なので女性陣が続き、行列は金堂へ。
金堂では、特設舞台が設置されており、雅楽や狂言が披露されます。
その舞台を見た後に、豊臣秀吉の行列は再び三宝院に戻っていき、行事は終了。
醍醐寺へのアクセス
京都駅から地下鉄に乗車、烏丸御池駅で東西線に乗り換え。
東西線で醍醐駅へ、2番出口から出て徒歩3~4分程で到着します。
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