橋姫神社を、訪れました。
京都府宇治市にある小さな神社です。
ご利益は、「縁切り」です。
悪縁を絶ち切ってくれる効果があります。
祭神は、瀬織津姫です。
瀬織津姫は、様々な伝承が持っている神様になります。
瀬織津姫と橋姫の伝承につていは、「橋姫神社に伝わる話」に掲載しています。
◆橋姫神社についての簡単な説明◆
橋姫神社は、京都府宇治市にあります。
宇治橋を架けた時に、瀬織津媛を祀ったのが始まりです。
もとは、放生院常光寺の敷地内に祀れていました。
その後、宇治橋の西詰に祀られます。
しかし、宇治川の洪水により流失して、現在の地へと移ってきました。
瀬織津姫は、この地では橋姫と同一された神様です。
橋姫は、橋の守り神になります。
そして、宇治川の神様でもあります。
川の神様は、川の汚れを流すとされています。
汚れを流すため、苦しみも消し去ると信仰されてきました。
このような理由で、橋姫のご利益は縁切りです。
橋姫と同一とされる瀬織津姫のご利益も、また縁切りと縁結びです。
そのため、悪縁を切りたい方が、橋姫神社には多く参拝します。
-終-
今回は、そんな橋姫神社を紹介します。
何かの参考になれば、幸いです。
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橋姫神社の見所
橋姫神社に伝わる話
夏と言えば、怪談ですよね。
京都にも、数多くの京都に係わる怪談が存在しています。
今回は、そんな怖い話の1つを紹介しようと思います。
橋姫神社の祭神である瀬織津姫こと橋姫の怖い話です。
◆橋姫の伝説◆
昔、京の都に住んでいた公卿の娘が、ある男に捨てられます。
男は、他の女を選んだのでした。
その女に嫉妬した娘は、貴船神社へ7日間籠って恨みを捧げます。
すると、「姿を変えて、37日間、宇治川に浸かれ」と神託を受けました。
娘は、顔に朱を差し、長い髪を5つに分けて角を作り、体に丹を塗って、逆さの鉄輪を頭に乗せて、鉄輪の足に火を燃やした姿になります。
そして、その姿のまま宇治川に浸り続けました。
その結果、鬼女となる事に成功しました。
この鬼女になったのが、橋姫です。
鬼女の橋姫は、自分を捨てた男やその女を次々と八つ裂きにしました。
-終-
橋姫は、結果的に退治はされてしまいます。
しかし、この嫉妬深い性格から、縁切りの神様としては有名になりました。
現代でも、宇治橋を恋人同士で渡ると、橋姫に別れさせられるそうです。
実際は、そんな事はないとは思いますが……。
橋姫神社は、とても小さな神社です。
意識していないと、通り過ぎてしまう程です。
境内も、広くはありません。
また、人もそれ程多く参拝している訳ではありません。
1人でひっそりと縁切りの祈願をしたい方。
そんな方には、おすすめの神社だと思います。
橋姫神社の駐車場
橋姫神社には、駐車場がありません。
周辺の有料駐車場をご利用ください。
橋姫神社へのアクセス
橋姫神社の行き方です。
京阪宇治駅で下車。
西へ徒歩10分程歩けば、到着です。
あるいは、JR「宇治駅」で下車。
東へ徒歩8分程歩けば、橋姫神社に到着します。
(周辺地図)
橋姫神社の関連情報
・橋姫神社の御朱印と御朱印帳。社務所や時間。