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千本ゑんま堂大念仏狂言2018。雨天は決行。

千本ゑんま堂大念仏狂言のお寺、引接寺。
京都市上京区にあり、千本閻魔堂の通称で親しまれているお寺です。

小野篁が、朱雀大路の北側に閻魔法王を刻んだのが、引接寺の開基です。

小野篁(おののたかむら)は、小倉百人一首の歌人の人物。
現世と冥土を行き来して、閻魔大王の裁判の補佐をしたという逸話もあります。

閻魔大王押しのお寺で、本尊の閻魔王坐像の他に、境内に入ってすぐ左手になぞの閻魔大王もいます。

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ゑんま法王と書かれてるので、閻魔さまに間違いないでしょう。
最近は、死者の裁判だけでなく、現世の火の不始末についても心を配っているんですね。

そんな千本ゑんま堂で、狂言が行われます。
冒頭に書いた、千本ゑんま堂大念仏狂言です。

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千本ゑんま堂大念仏狂言の概要

千本ゑんま堂大念仏狂言

千本ゑんま堂大念仏狂言は、京都の三大念仏狂言の1つです。
京都市登録無形民俗文化財に指定されています。

特徴は、演目にセリフがある事。
当たり前のようですが、三大念佛狂言の中では、言葉を発するにはゑんま堂狂言だけです。

定覚上人が布教のために、大念仏法会を始めたのが原点とされています。

中断や再興を繰り返し、昭和50年に復活。
現在に至っています。

昭和初期は、席料を徴収していたみたいですが、今は無料。
毎年、5月のゴールデンウィーク中に、千本ゑんま堂大念仏狂言は演じられ、京都の初夏の風物詩の1つとなっています。

引接寺境内に舞台が設置され、その前に観覧席が設けれてます。
席数は、約300席。

1日4~7演目演じられ、1演目約30分程です。
雨天の場合も決行され、その時は本堂内での公演となります。

ゴールデンウィーク中に、京都旅行を考えている方。
オススメの行事ですよ。

過去の公園演目

こちらは平成27年(2015)の演目です。
あくまで予定なので、変更される可能性もあります。
ご理解の程、よろしくお願いします。

5月1日19時開演:えんま庁→鬼の念仏→神崎渡し→土蜘蛛。

5月2日19時開演:でんでん虫→雷→花盗人→寺ゆずり。

5月3日13時開演:えんま庁→悪太郎→いろは→舌切り雀→靭猿→土蜘蛛。

5月3日18時開演:福釣り→にせ地蔵→いろは→末廣→神崎渡し→ほうらく割り。

5月4日13時開演:えんま庁→雷→芋汁→伯母ヶ酒→二人大名→紅葉狩り。

5月4日13時開演:でんでん虫→道成寺→牡丹獅子→千人切り。

通しで見るも良し、1演目だけ見て帰るのも良しです。
ただし、演目中の退場は、マナー違反。
よほどのことがない限り、止めましょう。

駐車場は?

駐車場はありません。
公共交通機関をご利用下さい。

千本ゑんま堂・引接寺へのアクセス

京都市バス「千本鞍馬口」もしくは「乾隆高前」停留所で下車してすぐ。

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(周辺地図)