京都旅行のオススメ

京都や他府県の旅行と観光関連の事を書いているブログです。おすすめではない情報もチラホラ。

【スポンサーリンク】

大蓮寺の走り坊さん。

大蓮寺の蝋梅を見に行きました。

※大蓮寺の蝋梅は、こちらをご覧ください。
大蓮寺の蝋梅。見頃や開花状況。

その時に、気になったが「走り坊さん」です。

◆大蓮寺についての簡単な説明◆

大蓮寺は、京都市東山区にあります。
浄土宗のお寺です。

本尊は、阿弥陀如来。
慈覚大師の作と伝わっています。

慈覚大師が、比叡山の念仏堂にこもって彫ったものです。
彫られた阿弥陀如来像は、女人の厄難の救いになりました。

女人の厄難とは、安産の苦しみの事です。
現在でも、安産祈願の方の信仰があついお寺です。

また、京都のハスの名所でもあります。
蓮の見頃の時期は、境内に美しい蓮が咲き誇ります。

-終-

今回は、そんな大蓮寺の走り坊主さんを紹介します。
何かの役に立てば、幸いです。

【スポンサーリンク】



大蓮寺の走り坊さんの概要

大蓮寺の走り坊さん

大蓮寺の門前に、到着した時の事です。
気になる絵を見ました。

f:id:sarunokinobori:20180214220133j:plain
「走り坊さん」です。

「飛ぶが如く走るが如く 洛中洛外を 走って走って走り通し
歩いてお寺に訪れるのが 困難な妊婦さんのところに
走って御守りを届けた 大蓮寺の走り坊さん」

このように書かれていました。
この走り坊さんのお守りが、大蓮寺では授与されています。

安産の御守りを妊婦に届けたという事なので、安産祈願の御守りと思ったのですが違いました。

走り坊さんの御守りは、足腰健常の御守りです。
お寺に訪れる事が出来ない方のために、通販でも入手できます。

お寺に訪れるのが困難な妊婦さんのために走った「走り坊さん」の御守りらしいですね。

この「走り坊さん」の正体は、明治から大正初期にかけて、大蓮寺に所属していた僧・籏玄教の事です。

京都中を走って安産阿弥陀如来の御寶号を届けました。
1日十五里もの距離を走ったそうです。

1里が約4キロ。
1日60キロも走った計算になります。

足腰健常の御守りになるのも頷ける、足腰の丈夫さです。
また籏玄教は、頂いた供物は全て貧しい人々に分け与えました。

これらの事から、多くの方達から敬われていました。
彼の葬儀の際は、行列が後を絶たなかったそうです。

f:id:sarunokinobori:20180215214947j:plain
この走り坊さんの絵は、藤野正観氏によるものです。
19世住職の証言を基に描かれました。

最近足腰に不安があるなと感じるようになった方。
走り坊さんのご利益に、あやかってみてはいかがでしょうか。

大蓮寺の駐車場

大蓮寺には、駐車場はありません。
公共交通機関を利用して、訪れて下さい。

大蓮寺へのアクセス

大蓮寺への行き方です。

市バス「東山二条」「東山仁王門」で下車。
徒歩約3分で到着。

あるいは、京阪「三条駅」で下車。
徒歩約10分で到着。

f:id:sarunokinobori:20180213204819j:plain
(周辺地図)

大蓮寺の関連情報
大蓮寺の御朱印と御朱印帳。