大蓮寺の蝋梅を見に行きました。
※大蓮寺の蝋梅は、こちらをご覧ください。
★大蓮寺の蝋梅。見頃や開花状況。
その時に、気になったが「走り坊さん」です。
◆大蓮寺についての簡単な説明◆
大蓮寺は、京都市東山区にあります。
浄土宗のお寺です。
本尊は、阿弥陀如来。
慈覚大師の作と伝わっています。
慈覚大師が、比叡山の念仏堂にこもって彫ったものです。
彫られた阿弥陀如来像は、女人の厄難の救いになりました。
女人の厄難とは、安産の苦しみの事です。
現在でも、安産祈願の方の信仰があついお寺です。
また、京都のハスの名所でもあります。
蓮の見頃の時期は、境内に美しい蓮が咲き誇ります。
-終-
今回は、そんな大蓮寺の走り坊主さんを紹介します。
何かの役に立てば、幸いです。
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大蓮寺の走り坊さんの概要
大蓮寺の走り坊さん
大蓮寺の門前に、到着した時の事です。
気になる絵を見ました。
「走り坊さん」です。
「飛ぶが如く走るが如く 洛中洛外を 走って走って走り通し
歩いてお寺に訪れるのが 困難な妊婦さんのところに
走って御守りを届けた 大蓮寺の走り坊さん」
このように書かれていました。
この走り坊さんのお守りが、大蓮寺では授与されています。
安産の御守りを妊婦に届けたという事なので、安産祈願の御守りと思ったのですが違いました。
走り坊さんの御守りは、足腰健常の御守りです。
お寺に訪れる事が出来ない方のために、通販でも入手できます。
お寺に訪れるのが困難な妊婦さんのために走った「走り坊さん」の御守りらしいですね。
この「走り坊さん」の正体は、明治から大正初期にかけて、大蓮寺に所属していた僧・籏玄教の事です。
京都中を走って安産阿弥陀如来の御寶号を届けました。
1日十五里もの距離を走ったそうです。
1里が約4キロ。
1日60キロも走った計算になります。
足腰健常の御守りになるのも頷ける、足腰の丈夫さです。
また籏玄教は、頂いた供物は全て貧しい人々に分け与えました。
これらの事から、多くの方達から敬われていました。
彼の葬儀の際は、行列が後を絶たなかったそうです。
この走り坊さんの絵は、藤野正観氏によるものです。
19世住職の証言を基に描かれました。
最近足腰に不安があるなと感じるようになった方。
走り坊さんのご利益に、あやかってみてはいかがでしょうか。
大蓮寺の駐車場
大蓮寺には、駐車場はありません。
公共交通機関を利用して、訪れて下さい。
大蓮寺へのアクセス
大蓮寺への行き方です。
市バス「東山二条」「東山仁王門」で下車。
徒歩約3分で到着。
あるいは、京阪「三条駅」で下車。
徒歩約10分で到着。
(周辺地図)
大蓮寺の関連情報
・大蓮寺の御朱印と御朱印帳。