京都旅行のオススメ

京都や他府県の旅行と観光関連の事を書いているブログです。おすすめではない情報もチラホラ。

【スポンサーリンク】

醍醐寺の五重塔。特徴と構造。

醍醐寺の五重塔は、市内で最も古い五重塔です。
高さは約38mの国宝の指定されている五重塔になります。

醍醐天皇の冥福を祈るため、朱雀天皇が起工。
完成は、村上天皇の951年の事です。

◆醍醐寺についての簡単な説明◆

醍醐寺は、京都市伏見区醍醐にあるお寺です。
真言宗醍醐派総本山になります。

本尊は、薬師如来。
開基(創立者)は、理源大師聖宝です。

理源大師聖宝が、上醍醐山上で地主横尾明神の示現を受けます。
貞観16年(874)の事です。

理源大師聖宝は、小堂宇を建立。
准胝、如意輸の両観音像を安置しました。

この事が、醍醐寺の始まりです。
その後、醍醐天皇の勅願により薬師堂を建立。

そして、五大堂や釈迦堂、五重塔などが作られます。

豊臣秀吉の「醍醐の花見」として有名なお寺で、現在も京都の桜の名所として人気が高いです。

-終-

今回は、そんな醍醐寺の五重塔を紹介します。
何かの役に立てば、幸いです。

【スポンサーリンク】



醍醐寺の五重塔の概要

醍醐寺の五重塔の特徴と構造。

京都には、五重塔が4つあります。
その中で、最も古いのが醍醐寺の五重塔です。

起工は、承平5年(935)。
その後、天暦5年(951)に完成しました。

醍醐寺の建築物は、応仁の乱の時に焼失しました。
しかし、五重塔だけは奇跡的に戦火を免れます。

初層の内部の壁画は、日本密教絵画の源流をなすもの言われており、五重塔とは別に独立して壁画自体が国宝の指定さている貴重な壁画です。

f:id:sarunokinobori:20180422213038j:plain
塔の総高は、38.2m。

f:id:sarunokinobori:20180422213027j:plain
最上部の相輪の高さが、13mあります。
相輪が総高の3割を占め、塔身が低く抑えられています。

また、初層から5層目までの屋根の逓減率が大きいです。
そのため、安定感がある塔となっています。

一般的な塔の作りは、初層から上層に上がるにつれて、屋根や塔身の横幅を順番に小さくしています。

この事を、逓減と言います。
そして、初層に対する最上層の幅の割合が、逓減率です。

逓減率が大きいと安定感が増し、小さいと高く見えます。
醍醐寺の五重塔の逓減率は、0.617です。

この奇跡的な外観を持つ醍醐寺の五重塔は、日本で最も美しい塔とも称されており、法隆寺・瑠璃光寺の塔と合わせて、「日本三名塔」の1つに数えられています。

また内部は、毎月29日(2月は28日)は、五重塔開扉納経法要のため、醍醐寺で写経を奉納された方のみ外から観覧が可能です。

醍醐寺の駐車場

醍醐寺は、駐車場を完備しています。
普通車約100台が収容可能です。

5時間まで700円で利用できます。
12月31日から1月1日の2時30分まで無料です。

醍醐寺へのアクセス

醍醐寺への行き方です。

京都駅から地下鉄に乗車、烏丸御池駅で東西線に乗り換え。
東西線で醍醐駅へ、2番出口から出て徒歩5分程で到着します。

さらに詳しいアクセス方法は、こちらを参照して下さい。
醍醐寺へのアクセス。京都駅からの行き方。

f:id:sarunokinobori:20150210153114j:plain
(周辺地図)

京都の五重塔
京都の五重塔、全4選。

醍醐寺の関連情報
醍醐寺の御朱印と御朱印帳。

醍醐寺の祭事・行事
醍醐寺の五大力さん(五大力尊仁王会)。御影や餅上げを観賞。
豊太閤花見行列。醍醐寺で豊臣秀吉が狂言を観賞。
醍醐寺万灯会。ライトアップや夜店あり。

醍醐寺の四季
醍醐寺の新緑、青もみじと弁天堂。
醍醐寺の紅葉、見ごろや現在の状況。ライトアップなし。