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知恩院の除夜の鐘2019。並ぶ時間や混雑具合。試し撞きあり。

知恩院は、京都市東山区にある浄土宗総本山のお寺です。
知恩院と言えば、除夜の鐘が思い浮かびます。

知恩院の除夜の鐘とその試し撞きの光景は、京都の冬の風物詩です。
僧侶17人で鐘を撞く姿を見ると、今年も終わりだと感じます。

知恩院の除夜の鐘を有名にしたのが、NHKのゆく年くる年です。
あの時に鐘が撞かれているお寺が、知恩院になります。

その時の鐘の音を、1度は聞いた事がある人は、多いのではないでしょうか。
京都の冬の風物詩だけあり、大晦日の知恩院は、多くの人が集まります。

そのため知恩院の大鐘楼の周辺は、毎年行列が出来る程の大混雑です。
何と、毎年3万人の方々が、この日の夜に知恩院に参詣します。

ただ大混雑を覚悟しても、1度は見る価値はある光景です。
それ程、見応えがある行事となっています。

しかし、並ぶ時間を間違うと、見る事が出来ないかもしれません。
なぜなら、参詣入口がある時間になると閉門されるからです。

今回は、そんな知恩院の除夜の鐘を紹介します。
並ぶ時間や混雑具合、掲載中です。

また、鐘を撞いている様子も、写真に撮りました。
「知恩院の除夜の鐘を撞く様子」の章に載せています。

少しでも何かの役に立てば幸いです。

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知恩院の除夜の鐘の見所

知恩院の除夜の鐘の概要

知恩院の除夜の鐘は、大晦日に京都の町に響き渡ります。
今年の開催も、12月31日の大晦日の夜です。

当日の流れは以下の通りとなっています。

知恩院の大晦日の流れ

■16時00分■

昼間の拝観と庭園の拝観が終了。
参詣入口が閉ざされます。

■20時30分■

黒門入口が開かれます。
大鐘楼まで、進む事が可能です。

■22時20分■

法然上人御堂で、法要が開始。
終了後に、僧侶は大鐘楼へと移動します。

■22時35分■

大鐘楼にて、法要が開始。

■22時40分■

除夜の鐘の開始です。
1分間隔で、108回打たれます。

■23時00分■

参詣の入口が閉ざされます。

参詣者の人数によっては、閉門時間は早まる可能性があります。
ご注意ください。

■0時20分■

知恩院の鐘撞きが終了。

※何時まで撞くのか気になる方は、0時20分頃までです。

-終わり-

知恩院の除夜の鐘は、基本いつ訪れても混雑します。
それでは、知恩院へ並ぶ時間は何時頃からが良いのでしょうか。

それは、除夜の鐘を聞きたい時間です。
そして、この後の自分の予定によって変化します。

1番鐘を聞きたい方。
あるいは、この後他のお寺で鐘を撞く予定の方。

そのような方は、開門前の18時30分には並び始めたい所です。
知恩院の除夜の鐘を撞く光景を見たら、すぐに退散。

円山公園へ抜けて、次の目的地へと移動して下さい。
知恩院がある東山区には、除夜の鐘を撞けるお寺が多数ありますよ。

次に年を越して除夜の鐘を聞きたい方。
並ぶ時間は、22時頃が良いのではないでしょうか。

閉門時間があるため、あまり遅くに並ぶと入れない可能性があります。
閉門時間が23時頃なので、混雑を考えて1時間前には並びたい所です。

次におススメの見学場所を、紹介します。
鐘楼前の入り口付近は、大変込み合います。

出来れば、鐘楼前の入り口は避けて下さい。
それでは、どこが良いのか。

入り口から左側のスペースへ、移動しましょう。
入り口付近よりは、混雑していません。

入り口よりも、比較的楽に見学が出来ますよ。
写真も、まだ撮影しやすいです。

正面で立ち止まるより、左に移動。
頭の片隅にでも覚えておいてもらえれば幸いです。

ところで写真については、禁止にはなっていません。
そのため、写真を撮るのは大丈夫です。

ただ、なるべくご遠慮くださいとの事。
数枚撮影したら、場所を変わる心遣いは必要だと思います。

無茶な人が出てくると、全面的に撮影禁止になる可能性大です。
マナーを守って、撮影しましょう。

知恩院の除夜の鐘の試し撞き

知恩院の除夜の鐘は、試し撞きの日が設けられています。
本番さながらの光景を見る事が可能です。

試し撞きの日は、12月27日。
時間は、14時からとなっています。

昼間なので、写真も撮りやすく見やすいです。
大晦日に見る事が出来ない方は、こちらを見るのもありかもしれません。

大晦日の雰囲気は伝わるのではないでしょうか。

知恩院の大梵鐘と撞き方

知恩院の大梵鐘は、日本三大梵鐘の1つ。
方広寺と東大寺と並ぶ大梵鐘として、有名です。

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(知恩院の鐘)

高さ3.3m、直径2.8m。
重さ約70tもある大梵鐘です。

その大梵鐘は、17人の僧侶達によって大晦日の夜に撞かれます。

親綱という太い綱を持つのは、撞き手です。
そして、他の16人の僧侶は、小綱を持ちます。

撞き手の掛け声とともに、撞木を大きく引く小綱を持つ僧侶達。
その後、撞き手は、撞木に仰向けにぶら下がるような態勢とります。

そして、体全体を使って大鐘を打ち鳴らすのです。
知恩院の除夜の鐘は、このようにして108回鳴り響きます。

なお、特殊な撞き方をするため、一般参加はありません。
その迫力ある撞き方を、見学するだけです。

撞く事は出来ませんが、参詣する価値は大いにあります。
ぜひ、大晦日の夜、知恩院の除夜の鐘を見て、体感して下さい。

知恩院の除夜の鐘を撞く様子

知恩院では、除夜の鐘の予行練習が行われます。
知恩院の除夜の鐘の試し撞きです。

本番の除夜の鐘は、大晦日の夜に撞かれます。
しかし、試し撞きは昼過ぎから開始です。

また、混雑具合も大晦日の夜よりかなり少な目となっています。
このような理由で、写真は撮りやすいです。

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そういう訳で、試し撞きの日に、知恩院へと訪れました。
いつ訪れても、迫力がある三門です。

ちなみに、この日の京都は小雨がぱらつくお天気。
鐘を撞く時は止んで欲しいと願いながら、三門をくぐります。

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三門をくぐって、男坂の階段を上がります。
まっすぐ歩いていくと、大鐘楼の看板が立っていました。

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無事に、知恩院の鐘へと到着。
時間は、13時30分。

知恩院の除夜の鐘の試し撞きの開始が、14時頃。
30分前に到着して、2列目を確保しました。

場所は、鐘の正面右側です。
ここを選んだ理由は、前列の方の背が低かったからです。

橦木(鐘を撞く棒)には、既に綱が繋がれていました。
この親綱、子綱を17人の僧侶が持って、鐘が撞かれます。

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待つ事、約30分。
僧侶達が、鐘を囲むように集まって合掌しています。

いよいよ、知恩院の除夜の鐘の試し撞きの始まりです。

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こちらが、鐘が撞かれた瞬間です。
僧侶達が、子綱を持っていますね。

そして、私は気づきます。
この場所からだと、近すぎて親綱を持っている撞き手が見えない事に。

試し撞き開始5分。
早々と、場所取りした所を撤退。

後ろに下がり、全体が見える場所へと移動しました。

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そして、撮影したのがこの1枚です。
親綱を持っている撞き手が見えると思います。

知恩院の除夜の鐘は、鐘を背にして撞きます。
この独特の鐘の撞き方が、人気の理由の1つです。

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こちらが、撞かれた瞬間の写真です。
良い感じに、綱が揺れています。

とても好きな瞬間だったのですが……。
撞き手が、写っていません。

撞く瞬間は、撞き手の姿勢がとても低くなるので、この位置からだと一緒に撮るのが難しいです。

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真横(北側)へ移動しました。
ここからだと、子綱を持っている様子が、良く分かります。

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さらに移動して、鐘の裏やや斜め後ろから撮影。
見物人は、鐘周辺で3列から4列ほどです。

混雑しますが、本番ほどではありません。

知恩院の鐘を撞く姿を撮るだけなら、試し撞きの日はおススメです。

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最後に、真横(南側)へ移動。
低い態勢の撞き手の姿を、撮る事が出来ました。

報道の方と若干重なりましたが、これは仕方がありません。
あちらはお仕事なので、良い位置で撮影するのは当たり前です。

この1枚が撮影できたの、大満足。
試し撞きは続いていましたが、この場所を後にしました。

時間を確認すると、14時15分です。

今回の結果から、撞き手を撮影したいのなら、鐘の南側が良いと思います。

望遠レンズ(機能)を持っているのなら、東側の階段の上もおススメです。

知恩院の駐車場

知恩院には、駐車場があります。
ただ、除夜の鐘の時は利用できません。

24時間の駐車場に止めるか、公共交通機関を利用して下さい。
個人的には、公共交通機関がオススメです。

知恩院までのアクセス

知恩院への行き方です。

JR京都駅から市バス206系統に乗車。
知恩院前で下車、徒歩5分で到着。

地下鉄の利用する場合です。
東山駅で降りて、徒歩8分ぐらいで到着します。

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(周辺地図)

知恩院の関連情報
知恩院の御朱印と御朱印帳。

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